犬にマダニがついてしまった時の取り方や考えられる病気を紹介
2017.9.8
今年の春に愛犬を連れてキャンプに行きました。
お散歩がてら遊歩道を歩いたり、のんびり過ごして家に帰って来ると、犬の頭に何かついていることに気が付きました。
近くで確認するとそれは「マダニ」でした。血を吸って大きくなり完全に犬の頭の皮膚にかみついていました。
無理に引っ張るとマダニの頭だけが皮膚に残る可能性があります。
こちらで実際に試したマダニの取り方を紹介します。
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記事の概要・目次
犬にマダニがついてしまった時、家でできるマダニの取り方
犬にマダニが付かないように、外出する前に対策をしておくことが大切ですが、もしついてしまった時のマダニの取り方を紹介します。
使うものは「お酢」です。マダニはお酢に弱いのでお酢を使うと自分から逃げ出していきます。
使い方は、コットンやティッシュにたっぷりお酢を含ませてマダニのついている患部に当ててしみこませます。
すると数分後、マダニが幹部から離れ逃げ出していきます。
ここで逃げたマダニを放置すると再度かみついたり繁殖の原因になるのでしっかり捕獲しましょう。
捕獲する時にはガムテープでくるんで逃げ出さないようにして捨てます。
この時にマダニをつぶさないようにしてください。
マダニをつぶしてしまうと中から卵が出てきてしまう事もあります。
考えただけでもぞわっとしてしまいます。
犬についたマダニを家の中に持ち込まない方法や取り方を紹介
マダニは、背の低い犬に飛び移りやすいです。
特に雨上がりの日などは要注意と言われています。
犬も心配ですが、人間もマダニによる感染症で亡くなる方も出ているので家の中に持ち込みたくないですよね。
お散歩から帰ってきたときには、家に入る前に処置をしましょう。
もしかみつかれていた時には、先ほどお話したように「酢」を使うと良いです。
「酢」がない場合は、「エタノール」や「アルコール」でも代用できます。
今は除菌アルコールのウエットティッシュなども売っていますよね。出先などではこういったものが使えます。
また、かまれていなくても犬の毛の隙間に潜んでいる可能性があります。
そのため家に入る前にブラッシングをしましょう。
ノミとり用のブラシや目の細かいブラシがマダニを体から離すのに最適です。
犬についたマダニの取り方を試したけどとれない時には?
犬にマダニがついてしまい取り方を試してダメな場合は獣医さんでとってもらいましょう。
獣医さんでは、ダニ用の特殊なピンセットで取ってもらえるのでマダニの口を残すことなくきれいにとってもらえます。
私も以前、犬の耳の裏についたマダニが血を吸って大きくなりすぎているのを発見しました。自分で取るのも良かったのかもしれませんが、つぶしてしまうのが怖くて獣医さんで取ってもらったことがあります。
獣医さんによると血を吸いつくしたマダニは、ポロット取れてそのまま死んでしまうそうですが、それでも気持ち悪いですし感染症が心配なのでお願いしました。(ポロットとれたマダニから大量の卵が孵化する可能性があります。)
その病院にもよりますが、ダニをとる処置料は500円ほどでした。
今後ダニを寄せ付けないために、ダニの予防薬もしてもらいました。
これからは、早い時期からダニを寄せ付けない予防薬を使っていこうと決心しました。
犬にマダニがついてしまった時!効果抜群なのは予防薬
獣医に行くとダニ予防薬としてフロントラインというお薬を使われます。
犬の口元が届かない首の後ろに薬をしみこませるスポットタイプのものが多いでしょう。
ダニがついて48時間以内ならダニをとることができると言われています。
成虫はもちろん、卵や蛹も駆除できるので薬の効果は抜群です。
ですが、このフロントラインには強い殺虫剤の成分が含まれているのです。
皮膚を伝っていくだけなので体の中には入りこまないと言われていますがそれでも心配ですよね。
使い続けることで犬に悪影響があるのではないかと懸念して、こういった駆除薬を使わない飼い主さんも中にはいるようです。
薬剤を使わない方法としては、こまめにブラッシングしたり犬や人間に無害な超音波を発しダニやノミを寄せ付けない防虫グッズなども販売されているので、好みに合った方法でダニを予防していくようにしましょう。
犬もマダニによる様々な感染症の恐れがある!しっかり予防を
人間がマダニに刺されで重症化するケースをニュースで耳にしますが、犬もマダニによる感染症の可能性があります。
まず、直接的にマダニに噛まれて引きこされる症状としては貧血や皮膚炎などです。
1匹や2匹のマダニなら貧血にはなりませんが、中には30匹や50匹など大量のマダニに寄生されてしまう事もあります。
マダニは血を吸って膨らむと小豆くらいの大きさにまでなります。それが週十匹にもなると貧血にもなるでしょう。
またマダニの唾液や毒なのでアレルギー反応を起こし皮膚炎や神経麻痺を引き起こすこともあります。
マダニを媒介して起こる感染症としては「バベシア症」「ライム病」「Q熱」「エールリヒア症」などがあります。
とくにバベシア症はバベシアという虫が犬の体内に入り込み40度の熱や貧血など重い症状を引き起こす怖い感染症です。
症状が重度の場合には命に係わることもあります。
バベシア症に感染するとバベシアという虫を駆除する薬がないので、抗生物質などの抗菌剤でバベシアの増殖を抑え、犬の自然治癒力に頼るしか方法はありません。
現在では特に西日本の山などのマダニがバベシアに感染していると言われていますが徐々に東へと地域が広がりつつあるそうです。
こういった重い症状を引き起こさないためにもマダニを体に寄せ付けないように対策をしなければいけません。
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