どうして熱帯魚の水槽の水草が枯れる?原因はココにあった!
2017.11.20
熱帯魚を飼育する時に水草も一緒に水槽に入れる方、多いのではないでしょうか。
しかし水槽の中が華やかになったのもつかの間、水草が枯れる事も少なくありません。
どうして水草が枯れてしまったのか、その原因と対処法をご紹介いたします。
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記事の概要・目次
熱帯魚の水槽に入れている水草が枯れるのはナゼ?
草が枯れる原因として思い浮かぶのは水不足。でも水槽に入れている水草が水不足なわけがないですよね・・・。
ではどうして水草が枯れてしまったのか?もちろん水草ですから水の与え過ぎで起こる根腐れでもありません。
水草が枯れる原因として考えられるのは、水槽の環境が水草にあっていないという事です。
自然に水草が生えている場所は、その水草がその場所の環境に適しているからこそです。
人間が作り上げた環境ではなく、水草が選んだ環境だという事なんですよね。
水槽の環境に水草が適応できていないと考えて下さい。
ちなみに底砂の酸素が十分になく、酸素が足りない為に根腐れが起き枯れてしまう場合もあります。
熱帯魚に入れる水草の処理の仕方が枯れる原因!?
水草を水槽に入れる前に掃除をします。それは病気などが付いている可能性があるためなんです。
水槽に入れる前にバケツに水をためて、水草の葉っぱや茎などを手でほぐすように優しく洗ってくださいね。
また草に付いている虫などの他にも、コケや魚が産みつけた卵などが付着している場合もあるので注意をして洗ってください。
洗った後でもすぐに水草を使用せずに、バケツの水を新しいものにかえて2~3日程度その中に付けておくと汚れなどもキレイになりいいですよ。
ところで草や花を育てる時には肥料が必要ですよね。水草の場合はどうしたらいいのでしょうか。
水槽にソイルを敷いている場合、ソイルに肥料が含まれていることがあります。これなら肥料を足さなくても十分な栄養が水草に与えられるでしょう。
ソイルに肥料が含まれていない場合は、ソイルを敷く前に肥料を敷いて下さい。
その時肥料は水槽の端までいっぱいに敷き詰めなくても大丈夫!端から少し離して肥料を敷きその上にネットを。ここまでしてからソイルを入れましょう。
肥料は水草の種類によっても違ってきます。水草に合ったものを選ぶようにして下さいね。
熱帯魚の水草が枯れる場合、初心者向けの水草にチャレンジ
水草を育てる時に重要なのが、光と二酸化炭素、栄養です。この3つが水草を枯らさずに育てるコツという訳です。
しかしこの3つ全部が揃わなければ、すぐに水草が枯れてしまうという事ではありません。
丈夫な品種の水草なら、どれか一つがかけても光量さえあれば育てる事ができる場合もありますよ。
初心者向きの水草はアナカリス、これなら室内の光でも十分に育ちますし二酸化炭素がなくても大丈夫。水草がすぐに枯れてしまうと悩んでいる方におススメの品種です。
このアナカリス、育ちが良くて伸びすぎてしまう事も多々あります。
そんな時は伸びすぎた部分を切っちゃってくださいね。
もう一つ丈夫な水草を紹介します。それはミクロソリウム!シダ科の植物で、こちらもとっても丈夫でなかなか枯れる事がありません。
二酸化炭素があれば生き生きと育ちますが、なくても大丈夫。そして強い光も必要としません。
水草初心者の方は難しい品種の水草よりも、初心者向けの物を購入すると上手に育てる事ができると思います。チャレンジしてみて♪
熱帯魚の水槽の水草の大敵ってナニ?
水草を水槽に入れる前に葉に付いたコケなどを落とすように話しましたが、これは水草にとってコケは大敵だからなんです。
コケの生命力は強く、水草よりも圧倒的な成長を見せます。コケが増え続けてしまうと水草は成長しずらくなってしまうんですよ。
なので水槽にはコケが繁殖しないように注意が必要です。
また苔の色によっても対処法がわかります。褐色のコケが増える時は水槽の水が安定していない証拠。光が少なくてチッソが水槽内に多くなってしまうと増えるコケです。
水槽のガラスに褐色のコケが付いてしまったら、すぐに拭き取ってくださいね。
水質が安定してくると、次第に落ち着いてきますよ。
そしてよく見かけるのが緑色のコケ。このコケは光が多くチッソが多い時に発生します。急に増える緑色のコケですが、光量が無くなる事で少なくする事が可能です。
コケを取り除き、水槽のライトなどを消すことが対処法となります。
最後に厄介なコケを紹介しますね。
同じ緑色でも房のような立体的なコケは繁殖すると、とても厄介!見つけたらすぐに取り除いて下さい。
根を張るように繁殖して水草の葉に付着していきます。一度付着するとなかなか取れないコケなので、水槽内にコケをもちこまないようにする予防も大切です。
水草を育てるためにもろ過フィルターが大切
ろ過フィルターは熱帯魚を育てるために、水槽内の水質管理に大事な役割を果たします。
しかし水草を育てるためにもろ過フィルターは欠かせないんですよ。
ろ過フィルターは水槽の上部分に付ける上部フィルターや、水槽の外に付けるタイプの外部フィルター、水槽の底に付ける底面フィルターなどがあります。
一番熱帯魚の水槽で見かけるのが上部フィルターだと思います。
比較的フィルターの中でも安く、掃除などのメンテナンスがしやすいためにまず最初に購入するのがこのタイプでしょう。
もちろんろ過能力についても問題がありません。
しかし水槽の中の二酸化炭素が外に逃げやすい構造になっているので水草にも不向きかもしれません。このタイプで熱帯魚と一緒に水草を飼育する場合は、二酸化炭素があまり必要でない種類の水草を飼育するといいですね。
このように何種類かあるフィルターですが、それぞれにメリットとデメリットが存在します。
一番ご自宅で使いやすい物や、熱帯魚や水草の種類によって向いているものを選んでみてはいかがでしょうか。
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