境界性人格障害の特徴とは?女性に見られる特徴について
2017.11.12
境界性人格障害と言う言葉を知っていますか?あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、あなたの身近な女性にも潜んでいるかもしれません。
境界性人格障害の特徴とは?女性に多い?女性に多く見られる境界性人格障害、気分の起伏が激しいのが特徴?
見分ける方法などご紹介します。
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記事の概要・目次
境界性人格障害の特徴とは?女性に多い?
日本で「人格障害」と呼ばれる人たちがいます。精神医学の分野では「パーソナリティ・ディスオーダー」と呼ばれています。
人間は人それぞれ「十人十色」。個性があるなかで発達していくものです。
前向きな人や几帳面な人もいれば、神経質で飽きっぽい人もいます。陽気な人がいる中で怒りっぽい人もいるなど、どんな性格なのかを上げればキリがありません。
ただし、その中の一部分だけが極端に偏ったようになり、社会生活を送るのが困難になってしまう人がいます。それが「人格障害」なのです。
その中でも、感情が極めて不安定で気分の波が激しく、強いイライラ感がとまらない、良い悪いを両極端でしか判断できないなどの症状を持つ人を「境界性人格障害」と呼びます。近年では「境界性パーソナリティ障害」とも呼びます。
「神経症」と「統合失調症」という2つの心の病気の境界にあることから、「境界性」という言葉が使われています。
境界性人格障害は若い女性に多く、人口の約2%の人に見られるものです。
女性に多く見られる境界性人格障害、気分の起伏が激しいのが特徴
女性に多い「境界性人格障害」。
その特徴について詳しくご説明します。
・感情の起伏が激しい
無意識的にコントロールしてしまい、怒りや悲しみなどの負の感情で周囲を振り回したり傷付ける行為をしてしまいます。感情の発生が急速で激しすぎるあまり、自分でもその感情をほとんどコントロールできないと感じているのです。
・気分が急激に変化する
上機嫌だったのが急に不機嫌になるなど、感情の起伏が激しくなります。それも数十分~数時間単位でコロコロ変わるため、相手がどのような対応をすれば良いのかも分からず困惑するようになります。
・見捨てられ不安
相手の何気ない態度で、相手から永遠に見捨てられてしまったと感じてしまいます。ちょっとした批判的な言葉や、ふと見せてしまった冷たい態度にも敏感に反応し、1人になった途端を異常に強く感じて孤独感や疎外感に耐えられなってしまいます。パニックになり、自傷行為などへの欲求も高まってしまい、実際に自傷行為をしてしまう人も少なくありません。
境界性人格障害の女性かも?ある3つの特徴とは?
女性に多い境界性人格障害ですが、特に20代の若い女性に多いそうです。
境界性人格障害になってしまうと、ある3つの特徴が現れます。
①二極思考
これは、考え方が異常に両極端であり、良いか悪い、とても幸せかとても不幸などの2つしか物事を考えられなくなります。
あいまいな状態が理解できないばかりか、それを受け入れることさえできません。
②対人関係が上手く作れない
人に対しても「好き」か「嫌い」でしか判断できませんので、対人関係でも白黒つけたがることで対人関係を上手く作れなくなります。それも些細なことで判断してしまうので、大切にしてくれる人が「好きな人」であっても、LINEの返信がちょっとでも遅れればそれだけで「嫌いな人」と評価が逆転します。
また人への依存性も高いので、人をすぐに試そうとします。それも何度も。
特に恋人など一度心を開いた相手に対して依存しやすく、相手の気持ちを確かめるために不可解な行動を起こします。最初は「夜中でも平気で呼び出す」など簡単な要求であっても、最終的には実現できないような要求をしてきます。
③自傷行為
感情の起伏が激しいため、衝動的に自分を痛めつける行動を起こしてしまいます。リストカットや過食、睡眠薬などの過剰摂取などが挙げられます。
境界性人格障害を持つ女性は若い人が多い!?
深く付き合ってから境界性人格障害だとわかる事もありますが、出来れば見分ける方法を知りたいですよね。
今まで特徴をいくつか挙げてきましたが、他にも特徴はあります。
年齢が若い、また年齢より若く(幼く)見える人、他人の悪口を必要以上に口にする人も可能性があります。
また。以外なのが歯が汚い女性です。
他人に依存ばかりする、努力もせずに自立できない女性の多くは歯磨きをちゃんとしませんし歯医者へ行くこともあまりないようです。歯を磨くにしても、数日おきに1回磨くなどです。歯のことについて尋ねても、きっとその数少ない1回の歯磨きだけを取り上げて、「ちゃんと歯磨きしているわよ!」と怒鳴ってくるかもしれません。
境界性人格障害を持つ人は、物事を全てコインの裏表のように、白か黒か、100かマイナス100かでしか考えられません。
ほどほどや中間という考え方を持ちません。話し合いを持っても、好きじゃないのなら嫌いってことでしょ!といった思考になるのです。
境界性人格障害とは特徴が違う!?自己愛性人格について
境界性人格障害と似ている自己愛性人格(パーソナリティ)。
これは男性の方が多いそうです。
幼少期。変に溺愛されたり、肝心なところで気持ちを受け止めてもらえなかったことが原因となります。
境界性人格障害と根本的には同じで、根底には虚無感や見捨てられ不安などがあるのですが、境界性人格障害は寂しさをまぎらわすために他者に依存しますが、自己愛性人格は他者から称賛されることで自分の精神を保とうとします。
底辺の自分と最高の称賛をされるべき自分。この両極端の狭間を行ったり来たりするので、自分自身というものがありません。
また他者を極端に蔑んで弱い者の上に立とうとします。それによって自分の優位性を確認し、自分に力があるようにふるまうのです。
権力者や力のある人にはとりまくようになります。
他者の感情を理解することはないので、友達や家族であっても奴隷のように扱うことがあります。
自分の利用価値があるかどうかで判断しますので、女性の多い境界性人格障害とは似て非なるのです。
注意したところで、自分が当たり前、自分こそが正しいと思っているので、感謝することがあったとしてもそれは口だけの場合がほとんどです。注意しましょう。
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