スピーチで緊張するときに使える薬とは?緊張の和らげ方
2017.9.6
大勢の前でスピーチや大切なプレゼンのときには緊張してしまうものです。
あまりにも緊張していると、しっかり準備していても失敗してしまうかも・・・。と悩んでいるならお薬を利用するのもいいかもしれません。
緊張を和らげるお薬とは?気になる緊張の和らげ方を紹介します。
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記事の概要・目次
スピーチで緊張するなら薬という手もアリ
極度のあがり症の人には、薬を処方してもらうといいかもしれません。この緊張を予防する目的の薬には2種類あり長期的に飲むものと短期的に飲むものとなります。
長期的な薬の場合は、あがり症の大きな原因となる不安を和らげるように脳内物質のバランスを調整をするものになります。これは毎日飲み続けることで効果が期待できます。
短期的な薬の場合は、緊張する場面の前に前もって薬を飲むことで予防ができます。緊張時の発汗や体の震えや、脈を安定させて緊張感を和らげてくれます。
異性の前や、就活の面接、大勢の前に出なければいけないなど、このときだけは緊張をしすぎないようにしたいというときに有効です。
極度な緊張やあがり症は病気ではありませんが、大切なときに緊張しすぎることに悩んでいるのであれば薬を使うこともいいでしょう。
緊張には個人差があり、その人の状況や立場によって処方される薬も変わるのできちんと病院で診察を受けてあなたに合ったお薬を処方してもらいましょう。
スピーチをするときの緊張を和らげてくれる薬とは?
緊張をすると、しゃべることができない、汗を大量にかく、体が震えるなどの症状が出る人は、社会不安障害(SAD)と診断されることがあります。
このときにはいったいどんな薬が出されるのでしょうか?
心療内科では、パキシル、デプロメール、ルボックス、ジェイゾロフトなどのような長期的に飲む薬が出されるようです。
この薬は、セロトニン(精神を安定させてくれる脳内の神経伝達物質)が減るのを抑えてくれます。
不安や恐怖などであがってしまう症状を抑えることができ、効果が出てくるのに1~2週間ほどかかります。
デパス、ソラナックス、コンスタン、ワイパックス、レキソタン、メイラックス、レスタスなどの短期的に飲む薬は神経の過度な興奮を抑える物質ガンマ・アミノ酪酸の働きを高めてくれます。
脳の中の感情をコントロールしている部分に働きかけ、気持ちを落ち着かせたり、緊張やドキドキを和らげてくれます。
効果が出るのに時間のかかるセロトニン再取込阻害薬(SSRI)と即効性のある抗不安薬(ベンゾジアゼピン系抗不安薬)を出されることが多いようです。
長期的に飲むものだけでいい場合もありますし、短期的に飲むものだけでいい場合もあるので自分だけで判断せずにお医者さんと相談しながら決めましょう。
スピーチの緊張を抑えるには、短期的に飲むものがいいのかもしれません。
スピーチをするときの緊張にデパス薬を使っています
不安感や緊張感が消えないときにデパスを使っています。極度な緊張をしてしまう場面、大事な会議や失敗ができないような場面ときに飲むことで気を鎮めほどよくリラックスすることができます。
デパスを飲むことによって、冷静な状態を保つことができるので他の薬を飲んでも不安感が消えないときにも飲むことがあります。
どんな薬でも、「耐性」や「依存性」の問題があると思います。最初は1錠飲めば十分効いていたのに、だんだんと身体が慣れ効かなくなってしまい服薬量が増えてしまうことが考えられます。
この薬に耐性や依存をしないようにすることで一番大切なのは必ず医師の指示通りに飲むことです。自分で薬を増やしたり減らしたりアルコールと摂取することはとても危険です。
私のように適度に心身がリラックスし、緊張がほぐれるのは良いことですが物忘れのような日常生活に支障が出るほどの症状が出る人の場合は薬を減らしたり変える必要があります。
また、デパスのような抗不安薬は一時的な薬ということも忘れてはいけません。
緊張を和らげるにはどんな方法がある?
緊張はセロトニン不足が影響しているかもしれません。このセロトニンを増やすにはどんな方法があるのでしょうか?
実は簡単なことなのですが、意識していないとできないことなのかもしれません。
まずは、太陽の光を浴びましょう!セロトニンは、太陽光に反応して分泌されるそうです。寝る前にカーテンを少し開けておくのもいいですし、起きてからカーテンを開ける行動をとるだけでも朝日を浴びることができますね。
一定のリズムで体を動かすことでもセロトニンの分泌を促進することができます。ウォーキングや自転車、ヨガやフラダンスなどがおすすめです。
緑の多い場所にいるだけでセロトニンが出るそうなので自然・動物と触れ合うこともいいでしょう。とくに好きな動物と触れ合うのは効果的です。
スピーチの前に、飼っている犬や猫の写真を見るのもいいかもしれませんね。
思いっきり笑うことでもセロトニンは分泌されます。笑顔をつくるだけでもいいそうなのでぜひ、試してみてください。
緊張しない体つくりに大切なのは食事だった!
セロトニンは「トリプトファン」という栄養素により体内で作られます。偏食や間違ったダイエットなどで食生活が乱れるとセロトニンが枯渇した状態になってしまいます。
セロトニンの分泌にはアミノ酸の一種である「トリプトファン」と「ビタミンB6」が
必要です。赤身の魚や肉類、乳製品、ナッツ類などを摂るようにしましょう。
肉や魚などの他に、豆腐や納豆などの大豆製品、牛乳、ヨーグルトなどの乳製品、卵やバナナなどもおすすめです。
牛乳にはトリプトファンが多く含まれています。温めて飲むことによって体の心拍数を抑え温熱効果を得ることができます。ハーブティーやココアもいいでしょう。
バランスよく食事に取り入れることでセロトニン不足を解消することができるでしょう。
カルシウムやマグネシウムには、気持ちを落ち着かせる作用があるのでスピーチやプレゼンをする2時間前に摂っておくといいそうです。
緊張しやすいことを気にしすぎると、ますます緊張してしまいますよね。S遺伝子を多く持っていると緊張をしやすいのですが日本人はそもそもこの遺伝子が多いそうです。
遺伝子レベルで、緊張しやすいのなら考えてもしかたない気がしてきませんか?みんなが緊張していると思えば緊張も少しは和らぐかもしれません。
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