バターの代用でサラダ油を使うことはできる?使う時の注意点
2017.12.19
お菓子作りに使うことの多いバターですが、サラダ油で代用することは可能なのでしょうか。
味や風味はどう変わってしまうのか、仕上がりが気になりますよね。
バターの代わりにサラダ油を使う際の注意点や、代用が可能なオイルの紹介をします。
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記事の概要・目次
お菓子作りでバターの代用でサラダ油は使える?
料理のレシピに「バター」とあるけど、バターを切らしてしまった場合には、サラダ油で代用することは可能なのでしょうか。
代用はレシピにより可能です。
代用は可能ですが、バターの風味を味わうお菓子にはあまり向かないと思います。
スイートポテトやブランデーケーキなどバターの風味が感じられないと、物足りなさを感じますよね。
バターの風味を生かしたお菓子には、せめてマーガリンを使うと良いでしょう。
普通のパウンドケーキやクッキーなどには代用することが可能でしょう。
しかし、入れる分量に注意が必要です。
普通に入れてしまうと、生地がべちゃべちゃになってしまうので、バターの必要量の半分から6割位を目安に入れてみましょう。
足りないようであれば、少しずつ足していくと失敗が少ないと思います。
バターやサラダ油の代用にココナッツオイルが人気
バターやサラダ油の代わりに、体に良いと言われるココナッツオイルを使うのもおすすめです。
使い方は簡単です。
バターやサラダ油の代わりにココナッツオイルを使うだけです。
炒め物をする時には、サラダ油の代わりにココナッツオイルを使います。
パンを食べる時にはバターを塗る方が多いと思いますが、そのバターの代わりにココナッツオイルを使います。
また、ココナッツオイルを隠し味として使う方法もあります。
煮物にスプーン1杯くらいのココナッツオイルを隠し味として入れると、味にコクが出て美味しくなります。
パンには、ココナッツオイルとハチミツを混ぜたものを塗るのもおすすめです。
これは、瓶に入れて冷蔵庫内で保管すると数日間持ちます。
まとめて作っておくと、忙しい時にも便利です。
他にも、ココナッツオイルと塩を混ぜるという方法もおすすめです。
塩とココナッツオイルを混ぜたものを冷蔵庫に保管しておくと、肉にも魚にも使え、野菜でも使える万能調味料になります。
バターの代用でサラダ油を使うメリットもある
さつまいもケーキには、もともとサラダ油を使うレシピは昔からあったそうです。
バターに比べると、あっさりと仕上がり、懐かしさを感じる味になります。
サラダ油は安価でクセがないのが魅力ですが、焼いた時に表面や下の部分ににじみ出る量が多く、少し時間をおいてから取り出さないといけないというのがポイントです。
焼き上がりすぐはとても崩れやすい状態になっているのです。
これは薄く焼くものほど、注意が必要です。
パウンドケーキなどの、粉をたっぷりと使ってあるお菓子は大丈夫でしょう。
バターを使ってない分、風味に欠けるという場合には、レーズンやシナモン、ナッツやゴマを加えるのも良いですね。
もともとサラダ油を使うレシピにシフォンケーキもあります。
さつまいもを練り込んで焼くと、たまごとさつまいも本来の味を楽しむことができます。
また、サラダ油のメリットはすぐに使えるということです。
バターでしたら、あらかじめ室温に戻してから使うというのが一般的です。
急いですぐにお菓子作りをしたいという場合には、すぐに使えるサラダ油は便利ですね。
バターの代用に適した植物油や種実類ペースト
バターの代用として多く使われるのが植物油です。
レシピにバターと書かれているものを、植物油で作る場合には、レシピの分量よりも少なめに使うと良いでしょう。
また、油の種類によって、お菓子の風味や味にも違いが出ます。
いろいろと試して好みの味を探すのも楽しいですね。
・オリーブオイル
・サラダ油
・グレープシードオイル
・ココナッツオイル
・なたね油
・えごま油
・ごま油
「種実類ペースト」はピーナッツやアーモンドなどの種実類をすり潰してペースト状にしたものに、甘味が加えられています。
もともと甘味があるので、調理の際にも砂糖は控えめに使うと良いでしょう。
・ピーナッツバター
・アーモンドバター
・ごまペースト
サラダ油に含まれる危険な成分
サラダ油を製造している過程で発生する「トランス脂肪酸」ですが、このトランス脂肪酸が健康に良くないということを聞いたことはありませんか?
このトランス脂肪酸は、体にさまざまな悪影響を及ぼします。
海外では、以前からトランス脂肪酸の危険性が訴えられていて、欧米では全面禁止になっている国もあるほどです。
≪トランス脂肪酸の被害≫
・ガン
・糖尿病
・高血圧
・心臓血管の病気
・うつ病
・リウマチ
・アレルギー
さまざまな病気に影響を与えると言われます。
また、サラダ油に含まれるリノール酸にも注意が必要です。
リノール酸を長期に渡って摂取するのはよくないと言われます。
≪リノール酸の過剰摂取の影響≫
・脳梗塞
・心筋梗塞
・ガン
・アレルギー
これらを引き起こしやすくなるというデータが発表されています。
政府のホームページにも『リノール酸の摂り過ぎは生活習慣病を引き起こす』ということが書かれています。
リノール酸は、体に必要な成分ではありますが、野菜などから十分に摂取できるので、サラダ油から取る必要はないのです。
日本では油に対する意識は、ここ数年で大きく変わりました。
以前は、油にこだわる消費者は少なかったと思いますが、今は健康を意識した選び方に変わってきたのではないでしょうか。
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