手荒れがひどい時には寝る前に手袋&ワセリンで対処する
2017.8.30
手荒れに悩まされている方、多いですよね?
手荒れを起こしたら皮膚科を受診することをお勧めします。
ですが、すぐに病院へ行けない時には「ワセリン」で少しでもかゆみや痛みを落ち着かせてみてください。
ワセリンと手袋を使うと夜、寝ているうちに無意識に搔きむしってしまう事を防ぐことができるかもしれません。
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記事の概要・目次
手荒れがひどくても皮膚科を受診できない時は手袋とワセリンで対処する
よく「手荒れ」と言いますが、手荒れとはどういった症状のことを言うのが知っていますか?
手荒れがひどくて、病院の皮膚科を受診すると『進行性指掌角皮症』という病名が付きます。
水をよく使う職業の人、例えば美容関係や飲食関係、また看護職の方などが悩まされる病気の一つと言えますね。
また、職業ではありませんが水仕事をする主婦も手荒れをおこしやすいです。
手荒れをおこすと、ひび割れや湿疹が出て、かゆみや出血を伴う症状もあらわれます。
もちろん皮膚科へ受診することが一番ですが、仕事があるとすぐに病院へ行くことができませんよね?
そんな時に手荒れの症状を少しでも和らげる方法をご紹介いたします。
手荒れにはハンドクリームは刺激が強すぎる!?ワセリンを塗って綿製品の手袋をしてみては?
手荒れに、ハンドクリームを使う方が多いと思われますが、手荒れをおこしてしまっている手には、ハンドクリームでは刺激が強いようです。
ハンドクリームには香料や、添加物などが含まれているものが多いため、手荒れをおこして炎症のある箇所には刺激が強く、逆に症状を悪化させてしまうようなのです。
その点ワセリンは手荒れで炎症を起こしている箇所に刺激となる成分が含まれていることはありません。
ですから、ワセリン自体に強い拒否反応さえ示さなければ手荒れの症状を緩和させるためにワセリンを使うことは適していると言えます。
手荒れがひどくてワセリンを塗る。手袋をしないとベタベタに…
ただ、手荒れによる刺激に優しいとされているワセリンですが、手軽に使えないというデメリットがあります。
それは「浸透しない」と言うこと。
ワセリンはいくら擦り込んでも肌に馴染むということはありません。
ですから手荒れの手にワセリンを塗りこむことは難しいです。
ワセリンを皮膚の上に置くという感覚で使うことになります。
ワセリンを皮膚の上に薄く置き綿製品の手袋を履けば、知らないうちにワセリンが色々なところにべったりと付いてしまう事は防げますね。
ですが、ワセリンを塗って綿製品の手袋を履いても完全にワセリンがどこかについてしまう事を防ぐことはできません。
ですから、綿製品の手袋の上にゴム手袋を履くという方もいらっしゃいますが手荒れをしている皮膚にはあまりよくありません。
それはどうしてなのか、ご説明いたします。
手荒れには、ワセリン&手袋で様子を見てみて
ゴム手袋で手が荒れてしまう原因と考えられる理由は3つあります。
一つ目は、熱がこもり汗をかきやすくなるということ。
手荒れに水分はよくありません。
ですから、ゴム手袋を長時間はめることは、逆に手荒れを悪化させてしまう事につながるかもしれません。
二つ目は、熱がこもり手の温度が上がってしまう可能性があること。
体温の上昇により、手の温度が上がると患部がかゆくなってしまいます。
手荒れを治そうと思っているのに、痒みを増しては本末転倒ですよね。
三つ目は、ゴムにアレルギー反応を起こしてしまうかもしれないということです。
これも手荒れを治そうと思っているのに逆効果ですよね。
ですから、寝る前にワセリンを塗ることをお勧めします。
ワセリンを皮膚に薄く伸ばして、綿製品の手袋をはめて寝ましょう。
シーツや布団カバーなどに多少つくことがあるかもしれませんが、こちらは洗濯できますからね。家中いたるところにワセリンが付いてしまうよりはいいでしょう。
ワセリンで手荒れが完治するという保証はありません。
ですが、病院を受診するまでの対処療法として、ワセリンと手袋を使ってみてはいかがですか?
手荒れを起こしてしまっては自分で治すのは無理
ワセリンを使って手がピカピカになったという話も聞きますが、湿疹やあかぎれをおこしているなら皮膚科への受診ををお勧めします。
また、手荒れがきれいに治ったとしても、また手荒れを繰り返さないために注意しておきたいことがあります。
手荒れの主な原因は「乾燥」と「皮脂不足」です。
手に限らず皮膚のバリア機能が低下したり、壊されると発疹やあかぎれなどの皮膚トラブルを起こします。
ですから、日頃からハンドクリームで手の保湿を心掛けるようにしましょう。
また、手をしっかりと洗うことも必要です。
その時に手を洗う洗剤で手荒れをおこしてしまう事もありますので要注意!
水仕事をする時にはゴム手袋をはめることをお勧めしますが、そのゴム手袋で手荒れをおこすこともありますから、なるべく天然ゴム製品を使うようにしましょう。
また、使い捨てのビニール手袋を使うのもお勧めです。
ゴム手袋やビニール手袋を使う前には必ずハンドクリームで保湿してからにしましょうね。
あかぎれを起こす前に必ず「手荒れの予兆」があると思います。
季節の変わり目や爪の際にさかむけができたり、出血するまででもないけれど手の皮膚がガサガサする。
そんな時は早めにワセリンをたっぷりと塗って綿製品の手袋をはめて寝るようにしましょう。
あかぎれを起こしてしまうと治すのに時間がかかってしまいます。
手荒れになる前に改善したいですね。
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