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アトピーで皮膚が変色してしまったら。治すために必要なこと

2017.9.6

アトピー性皮膚炎になると皮膚が浅黒く変色してしまうことがあります。

これは炎症によりメラニン色素が生成されてしまうことが原因です。治すためには、皮膚の再生を促すことと、アトピーの症状を抑える必要があります。

肌の状態が悪いと気持ちも沈みがちに。正しい対処で焦らず肌の変色を治していきましょう。

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アトピーで皮膚が変色するのは「掻くこと」が原因?

アトピー性皮膚炎は、主にハウスダスト・ダニ・食べ物などのアレルゲン物質によって引き起こされる皮膚の炎症です。

痒みが強く、掻いてしまうことで皮膚を傷つけ、症状を繰り返してしまうのです。

皮膚を傷つけてしまったときに、正しくケアすることが大切で、これを上手にコントロールすれば症状を抑えることができます。

強い症状では炎症や湿疹を掻き壊し、体液が浸み出してしまいます。この段階を過ぎると、固く乾燥した肌になり、やがてポロポロとはがれて皮膚の表面が粉を吹くような状態になります。

固く乾燥している状態の皮膚には、オイルやクリームなどを塗り過ぎない方が良いとされています。

それがはがれ落ちるのは、深い層で新しく生まれた皮膚が死んだ皮膚を押し出しているから。このとき、痒みを感じるので掻いてしまうと、また悪循環に陥ってしまいます。

これを繰り返すことで、皮膚に色素沈着が起こり、黒ずんだ肌になってしまうのです。

塗り薬やクリームなどで痒みを抑え、できる限り皮膚を掻かないように対処することが重要です。

アトピーによる皮膚の変色を防ぐには痒みへの対応が必須

アトピーによる皮膚の黒ずみは、炎症を起こした部分にメラニン色素が作られてしまうため。また、炎症による痒みで掻きむしってしまうと、皮膚に傷がついてさらに変色させてしまうことも。

根本的な原因を見つけるのが難しいアトピー性皮膚炎は、痒みにいち早く対処することが悪化させないために重要なポイントです。

環境の変化やストレスなどで、一度は症状が落ち着いていたのに再発することは珍しくありません。また、過去に発症したことがない人に突然症状が現れることもあります。

子供の頃にアトピーと診断された、又は鼻炎や結膜炎などアレルギー体質がある人。

アトピーやアレルギーの診断を受けたことがなくても、皮膚に強い痒みを感じる場合。特に、ひじやひざの関節の内側、目の周辺や顔など比較的皮膚の薄い場所に強い痒みを感じるときは、早めに痒みをコントロールできるよう皮膚科を受診しましょう。

アトピーの強い痒みは、我慢するのは困難なことが多いもの。保湿や塗り薬・飲み薬などを使って早めに押さえこむことが重要です。

アトピー以外での皮膚の変色。血流が悪くなっている?

アトピーの症状以外でも、皮膚に炎症を起こして痒みを伴うことはあります。

そんなときは、唐辛子など強い香辛料・濃い味のもの・高カロリーなものは避けましょう。アルコールも炎症を強くしてしまうことがあります。

積極的に摂りたいのは緑黄色野菜です。緑黄色野菜には「熱を冷ます」作用があると言われているからです。

漢方では「清熱涼血剤」という薬を使います。これは炎症を抑える作用があるとされるもの。もちろん、清熱涼血剤を使う間も刺激の強い食事は控えます。

また、肉類など動物性の食品も控えることが望ましいとされています。

炎症を起こした皮膚は、赤みを帯び、炎症が収まっても黒ずんだ変色が残ることがあります。

皮膚の変色が紫色を帯びている場合は、炎症や摩擦で皮膚が刺激され続けた結果、血の流れが滞っている可能性があります。

アトピーによる皮膚の変色を治すには焦りは禁物

アトピー性皮膚炎による色素沈着に対処する飲み薬では、シナール錠とトラサミンがあります。体の中から皮膚の変色を治療しようという薬です。

・シナール錠
主成分はパントテン酸カルシウム(代謝を活性化する)、ビタミンCです。

・トラサミン
炎症で活発になる血流を抑制する働きと、色素細胞の働きを抑える作用があり、色素の沈着を修復が期待できる飲み薬です。

アトピー性皮膚炎による色素沈着は、内服薬と外用薬を併用して治療します。ただし、どちらの場合も皮膚の再生に基づくため、即効性を期待するのは難しいところです。

色素沈着は、ある日突然なくなるということはありません。適切なケアをする中で、ゆっくりと薄くなっていくという経過をたどります。

半年~1年の長いスパンでの治療を目指し、焦らないことが大切です。

アトピーの症状に対処しながら皮膚のケアを行おう

夏の強い日差しで日焼けすると、日本人の7割以上は黒く日焼けします。これは、紫外線により皮膚に炎症が起こり、メラニン色素が作られるからです。

それ以外の人は、紫外線の影響で赤くはなりますが、黒くならずに元の皮膚の状態にもどります。

アトピーをはじめとする湿疹も、原因は違えと皮膚の炎症が色素沈着を引き起こし、肌が黒ずんでしまうのです。

炎症から色素沈着が起きてしまった場合に使われる内服剤には、次のようなものがあります。

・還元作用により活性酸素を減らす(ビタミンC、ビタミンE、L-システイン、SH基のある必須アミノ酸)、

・トランサミン(紫斑の治療に使われることがある)、

・漢方(桂枝ぶくりょうがんよくいにん、ハトムギエキス、加味逍遙散)

皮膚は深い層から次々と生まれ、新しいものに置き換わります。このターンオーバーのおかげで、色素沈着した皮膚も新しい皮膚に置き換わるはずです。

しかし、アトピーでは新しく生まれた皮膚にも炎症が起きることで、なかなかもとの状態に戻ることができません。

皮膚のケアとともに、アレルギー症状への対処が必要です。

 - 医療・健康