猫の食欲を抑えるには栄養の見直しと遊ぶことが重要だった!
2017.9.4
猫の食欲が旺盛過ぎて肥満が心配。食欲を抑えるにはどうしたらいい?
猫の食欲があり過ぎるのはストレスが貯まっている証拠ってホント?
よく食べるから健康なのね!だけでは済まない、猫の過剰な食欲を抑える方法について考えてみましょう。
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記事の概要・目次
猫の食欲は適切な栄養摂取で抑えることができる
飼い猫が適正な量のフードを与えているのに、もっと欲しいとねだる。欲しがるので与えていたら、どんどん食べてしまう。
そんな食欲旺盛な場合は、栄養が足りていないのかもしれません。
カロリーが足りていても栄養素が足りていないと、体はもっと食べて補おうとして食欲が増し、量を食べ過ぎてしまうことがあるのです。
ダイエット食で脂肪分の少ないフードに変えたら、ビタミン・ミネラルなどの不足してしまった場合などでよく見られます。
また、繊維質が多い食事でも多食傾向になる場合もあります。
フードに問題がなくても、消化・吸収・代謝のいずれかに問題がある場合に、食事量が増えることがあります。このケースでは排便量が多くなる傾向があります。
バランスよく栄養が取れていれば、自然と食事の量は抑えることができるはず。
もしも、飼い猫の食欲が旺盛過ぎると感じたら、栄養バランスを適切に見直した違うフードを試してみて下さい。
猫の旺盛過ぎるな食欲は健康にも悪影響。適度に抑える努力を
去勢や避妊手術をした猫は、生殖に関わるエネルギーを持て余してしまうので肥満になりやすい傾向があります。
去勢・避妊済猫用と表記されたフードも一般的に販売されていますが、だからといって猫の食欲のままにいくらでも食べさせていいものではありません。
体に必要な栄養素には、炭水化物やタンパク質、各種ミネラル成分などさまざま。
猫の年齢によっても必要な栄養は変化します。
必要な栄養素が取れていないと、カロリーは摂取しているのに脳が「飢餓状態」だと思い込み、食欲のスイッチを入れてしまうのです。
適正なフードを与えただけで、今までいくら上げてもおねだりしていた猫の食欲を抑えることができたという体験談もあります。
家族の一員である猫が可愛いからといって、ねだられるままにおやつをあげるのは健康にもよくありません。適正な食欲に抑えるよう、飼い主は努力すべきです。
猫の食欲を抑えるには満足いくまで遊んであげる
室内飼いの猫の場合、運動不足などの欲求不満が食欲に向かっている可能性があります。
外で自由に駆け回る猫たちと違い、室内だけでは運動不足もあいまって太りがち。猫が満足するまで遊んであげることで、食欲を抑えることができるかも。
自由に遊べないストレスが食欲に向かってしまうのは、人間にも当てはまりますよね。
ネズミ型やボール型のおもちゃや、猫じゃらしなどお気に入りのおもちゃで気が済むまで遊んであげましょう。
猫によっては、単に丸めた紙やアルミホイルなどでもテンションが上がります。
基本的に、猫は瞬発力の動物。持久力はあまりないので、15分程度全力で遊べば自分から休んでしまうはずです。1日2~3回、猫が納得するまで遊んであげましょう。
体力に自信のある方は、家の中で追いかけっこしてもいいかも。捕まえようとするしぐさを取ると、猫は逃げたくなるものです。
たっぷり遊んだ満足感と適度な疲労で、食欲も抑えることに繋がり、夜中も静かに眠ってくれることでしょう。
猫の成長期は食欲が旺盛になる。成長に合わせた食事を
子猫はミルクからフードに変わってから驚くほどのスピードで成長します。
1歳くらいまでの成長は目覚ましく、その成長期にあたる生後8~10ヵ月頃は、食欲も旺盛になることが多いのです。
去勢した場合にも食欲が亢進することが考えられます。おねだりポーズの言いなりでフードを与え続けると、肥満になってしまうおそれが。
体型や体重など、体の成長具合を見て食欲を抑えるように食事量や回数を工夫してみましょう。
1日4回で1食を少なめに与える、もしくは1日2回で1食を多めにするなど変えてみて、ようすをみましょう。
また、1食あたりのカロリーを減らしたり、より満腹感を感じさせるよう手を加える方法もあります。
◆水でドライフードをふやかして量を多く見せる
◆市販のフードに、肉をプラスしてタンパク質を増やすことで満腹感を出す
◆フードを手作りしてみる。または、ドライフードの量を調整して手作りと合わせる
猫個別の好みもありますので、いろいろな方法を試してみて下さい。
猫は本来自分で食欲を抑えることができる動物
猫は本来、自分で食欲をコントロールできるはずなのです。例えば、一泊ほどの旅行なら一日分を大盛にしておいても、自分のペースで食べるはず。
ただし、猫によっては目の前にフードがあればモリモリ食べてしまう子もいるので一概には言えませんが。
このように、猫は食事の量や好みに個体差があるので、複数飼いの場合はそれぞれに対応が必要になる場合もあります。
もともと食いしん坊だったとはいえ、食欲が異常じゃない?という場合、次のようなことが考えられます。
◆寄生虫がいる場合
寄生虫がいる場合、エネルギーが奪われるため本来必要な食事量を超えた食欲が出ます。下痢や腹痛を引き起こす場合もあるので、心配な場合はかかりつけの獣医師の診察を受けましょう。
◆外的なストレスが原因の場合
騒音や運動不足など、落ち着けない・欲求不満などのストレスが貯まった結果、食欲に繋がってしまう場合です。猫の生活環境をもう一度見直してみましょう。
◆去勢が原因の場合
健康には問題ないものの、生殖のためのエネルギーの吐け口が食欲になってしまうことがあります。食事の質などで管理する必要があります。
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