生活の知恵で人生をバージョンアップ

生活の知恵で人生をバージョンアップ│知恵のガイド

自閉症のコミュニケーションには絵カードが効果的!その作り方

2017.11.14

人とのコミュニケーションが苦手な自閉症にとって、絵カードは言葉と同じなのです。

目からの刺激に対する理解が得意な自閉症にとって、絵カードはとても便利なアイテムです。

そこで、効果的な絵カードの作り方についてご紹介致します。

スポンサーリンク

こんな記事もよく読まれています

高校生の子供が勉強しないことで悩んでも仕方ありません!

高校生の子どもが勉強をしないことに頭を悩ませているお母さんはたくさんいますよね? でも、もう高...

高校や大学の部活マネージャーの役割とは?実態を調査しました

高校や大学の部活のマネージャーというのは、一体どんな仕事をしているのでしょうか? また、部...

うちの子供は勉強ができない!お母さんのお悩みにお答えします!

「うちの子供はどうして勉強が出来ないのかしら・・・」そんな悩みを抱えている親御さんもたくさんいますよ...

子供が夕飯を食べない時はこんな原因が考えられます

子供が夕飯を食べないと悩んでいるママ少なくないのではないでしょうか。 どうして夕飯を食べたくな...

塾の宿題が多い!そんな子供の悩みは親が解決しよう!

通う塾によっては宿題が出されることもありますが、その量が多いことで悩んでしまう子供もいるといいます。...

高校の部活!保護者の意見や実態を紹介します!

高校には様々な部活動がありますが、保護者の方はどこまで関わっているのでしょうか? 部活の内容やレベ...

受験勉強をしない!勉強をしたくない原因・理由について

受験勉強をしてない・・・しなくてはいけない事はわかっていても、勉強をする気になれない・・・ こ...

高校の同窓会を行く?行かない?悩んでいる人必見!

高校の同窓会の知らせが来たけど、なんだか乗り気ではない…と返事をどうしようか悩んでいる人必見! ...

赤ちゃん用の布団はいつまで使えるか調べてみました!

赤ちゃんの布団やベビーベッドはいつまで使えるの? 個人差はありますが、平均は〇歳くらいでした。...

小学校の運動会のかけっこ、早く走る為のポイントはコレ!

小学校の運動会と言えば、すぐに思い浮かぶのが 「かけっこ」。 多くの小学校が運動会の種目に取り...

2歳の子供に毎日イライラ!そんな時には子供と距離を置いて

2歳の子供。魔の2歳児ですね。 そんな我が子にイライラしてしまう…。 罪悪感もありつつ、疲れてへ...

子供を保育園に預ける不安と心配を乗り越えましょう

子供を保育園に預けることになったら、色々なことが心配になりますよね。 人見知りなどで泣いている...

ピアノコンクールに参加するだけでレベルアップに繋がる理由

ピアノを習っていると勧められるのが、コンクールへの参加です。ただコンクール自体に賛成派、反対派がいる...

中学生の子供が勉強に取組むには、やる気より気づきが大切

中学生は勉強にやる気が起きない時期でもあります。 思春期で夢見がちな彼らに「勉強しなさい」なん...

子供を叱るとき寝る前はNG!?叱るのにタイミングは大切

子供を叱るときは、やはり悪いことをしたタイミングで叱るのが一番ですよね。 しかし、寝る前に子供...

スポンサーリンク

自閉症児の絵カードの作り方って大変?

言語がまだない、コミュニケーションが苦手な自閉症児にとって、絵カードを活用することは、とても有効的な手段です。

彼らは、絵カードによって先の見通しを持つことができたり、次の行動もスムーズに行うことができるのです。

特に、まだ幼少の時だと、理解の認識が浅く、身の回りの支度にも時間がかかりますよね。

そんな時にも、自分の身支度を示す絵カードを使うことで、その順番通り動くことが出来たりします。

これにより、お母さんも本人も登園前の朝のストレスが少し軽減されるのではないでしょうか?

さらに、絵カードに慣れてくると、その後の指示やスケジュールにもどんどん活用することができますよ!

自分で作るのが苦手という方でも、インターネットなどでも販売されてますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

自閉症支援のための絵カードの作り方とは

自閉症の支援のために絵カードはとても有効的ですよね。

では、この絵カードはどのように作ったら良いのでしょうか?

自閉症の支援のために使われる絵カードは、インターネットなどによっても販売されています。

ただ、自分で作成すれば、コストも安く済みますし、その個人に合わせたカードを作ったりとバリエーションも豊富になります。

絵カードに必要なイラストをインターネットのフリー素材より使用すると簡単にできますよ。

自閉症の絵カードのためのサイトもありますのでオススメです。

これを印刷して、使いやすいサイズでラミネート加工してあげれば、例えカードを折ってしまっても安心ですし、破られることもありませんよね。

ちなみに、絵カードを使ったコミュニケーションを指導している講習会などもありますので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

自閉症の特性を理解した絵カードの作り方

自閉症の人たちの支援には、「視覚支援」というものがあります。

これは、自閉症の多くの人たちは、目で見えるものに対して瞬時に記憶することができるという特性を利用したものです。

これは、「写真記憶」という特性になります。

ですから、彼らに伝えたい情報はできるだけ「見える」すなわち「視覚化」するのです。
例えば、場所や時間、物、〇×(良い・悪い)など、これらをできるだけわかりやすく映像化して伝えます。

そして、これは自閉症の人たち、それぞれの理解に合わせて行わなければなりません。

絵カードはもちろん、写真や文字、具体的な物を使うことも有効です。

自閉症の人たちは、真面目なので目に入ってしまうと、それをやらなければならないと判断します。

だから、目からの刺激というものには、気を付けなくてならないのです。

自閉症児に絵カードをはじめる前のアプローチとは

自閉症のお子さんは、人の話を聞いて行動することが苦手です。

耳から聞いた情報よりも実際の言動が結びつかないことがよくあります。

そのため、保育園や幼稚園など集団生活ではなかなか難しいことが多いでしょう。

そのような傾向が強いお子さんの場合、視覚が優位になりやすいのです。

まずは、絵カードや現物を見せてあげることで、次の行動に移らせるということが大切です。

自閉症のお子さんは、言葉の理解が乏しい子も多いため、言葉ともの、行動うまく結びつかないのです。

そのためパニックを起こしてしまうことにもなります。

それにより、ストレスを抱えてしまうことにもなるので、気を付けましょう。

自閉症のお子さんに絵カードをはじめる前のアプローチとしては、まずは現物を見せていく方法からはじめるのがオススメです。

好きなお菓子やおもちゃなど、自閉症の子がそれを理解した上で行動に移ると良いでしょう。

自閉症の支援にはどんな絵カードが必要か?

まずは、表情が一目でみてわかりやすい絵カードを作成するのはオススメです。

笑う、泣く、怒る、困るなど、表情の絵カードは相手の気持ちを理解するためや、自分の気持ちを伝えるためにも有効的です。

彼らは、自分の気持ちをうまく伝えることができないことでパニックを起こすこともあるのです。

そして、相手の気持ちを汲み取ることも苦手なのです。

それから、動作の絵カードも必要です。

食べる、眠い、手伝って、など動作の絵カードを使うことで、自分の要求や困っていることを伝えることができます。

また、絵カードによって禁止事項を伝えることも大切です。

「走らない」「物は投げない」のような禁止事項は伝えるのが難しいのです。

「歩きましょう」「ゆっくりおきましょう」といった反対言葉で伝えるのも良いでしょう。

例えば、走る絵カードや、投げる絵カードに〇×(良い・悪い)のシールを上からすることでも、ダメということを伝えることもできます。

ダメなことがなかなか伝わらないときは、ぜひ試してみてくださいね。

 - 学習・教育