中学生の子供が勉強に取組むには、やる気より気づきが大切
2017.9.12
中学生は勉強にやる気が起きない時期でもあります。
思春期で夢見がちな彼らに「勉強しなさい」なんて声を掛けたところでするはずがありません。
自分がいかに勉強ができないかを気づかせてあげたり、目標をクリアする喜びを感じさせてあげましょう。
勉強させるのではなく勉強に取組むように気づかせ導いてあげましょう。
親は教育者ではありませんからね。
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記事の概要・目次
中学生になっても勉強にやる気が出ない子供にイライラする
子供にとって小学校の頃からしなきゃならない、めんどくさいことの第一位は「勉強」でしょう。
子供は「勉強」についてどんな印象を持っているのでしょうか?
・めんどくさい
・やりたくない
・やらなきゃならない理由がわからない
・勉強よりも遊びたい
・歴史なんて勉強してなにか役に立つの?
・学校で勉強してきたから、家では勉強したくない
・何を勉強していいのかわからない
宿題はイヤなことだし、家庭学習はめんどくさい…
こんな感じで小学校を過ごしてきて、中学校へ入学したからと言って、高校受験に向けて気持ちを切り替え、真剣に勉強に取り組むわけはありません。
親は中学校へ入学したなら「高校受験」を見据えて色々と覚悟をしますよね。
だからこそ、勉強せずにスマホをいじっている子供を見ると、ついイライラして「勉強しなさい!」と命令してしまいます。
中学校はテストではっきりと順位を付けられますし、このテストの結果が高校受験へとつながりますからますます「勉強しなさい」と口から出てきちゃいますよね。
でもね…、言ったことを素直に実行できる子なら言わずともするんですよね、勉強…。
中学生にもなると、行動の幅も広がりますし、勉強以外の興味もたくさん出てきます。
そんな中で、中学生の子供に勉強をやる気にさせる方法ってないのでしょうか?
中学生の子供に勉強をやる気にさせる方法、コントロール法、操縦法、魔法、呪文色々と調べてみました!
中学生の子供が勉強にやる気を見いだせないのはメリットが感じられないから
まず「どうして勉強しないんだろう」から考えてみたいと思います。
どうして勉強しないんでしょうね?私たちもお給料をもらえないと働かないですよね?
多分それと一緒なんだと思います。
仕事をして、報酬がもらえないなら「どうしてこの仕事しなきゃいけないんだろう」って思いますよね?
「仕事をして給料をもらって生活をする」なぜ仕事をするのかが見えているから嫌だと思っても出勤します。
でも、子供たちはどうして中学校へ通わなきゃならないか理解していないでしょうし、なぜ勉強しなきゃならないのかもわかっていないでしょう。
自分なりに頑張っているのに褒められないし、やってもやってもまだまだだと言われてしまう…
そんな状況の中でイヤなことに取組むためのモチベーションが見つけられないのではないのでしょうか?
単純に「勉強をするメリットがわからない」と言った感じでしょうか?
また、小学生のうちはいやいやでも、親の言うことを聞いて勉強していましたが、思春期の彼らは親や大人の言うことに疑問を持ち始めています。
そんな中でいくら命令しても、脅しても、魔法をかけても勉強なんてしないでしょう。
自分自身で勉強の必要性を感じさせ、やる気を出してもらう方法を見つけるしかありません。
中学生の子供の勉強のやる気スイッチは自分で押すしかない
優先順位を考えさせましょう。
思春期における彼らからは、バカみたいな答えが次々と出てくるでしょう。
でも、否定したりツッコんだりしないでください。
なぜそういう優先順位なのかを、掘り下げて考えさせてあげてください。
自分のバカさ加減に気付いた時に、大人の階段を一歩上がってくれるのではないのでしょうか?
もちろん親としての自分の生活や、人生の目標も考えてみてください。
子供の手本になるような生活スタイルでしょうか?
人生に対して、高い目標を持ち日々努力しているでしょうか?
いくら自分の子供であっても、人格が出来上がってきている一人の人間としての子供から、手本にしたいと思われるような大人だと思いますか?
子供は尊敬している人から言われたことは、自然と耳に入り聞くものです。
憧れのプロスポーツ選手から言葉を掛けられたなら、きっとすぐ机に向かうことでしょう(続くかは別ですが)。
言うことを聞くべき親ではないと子供に思われていては、どんなことでも聞き入れないでしょうからね。
テストの順位ではなくどの位できないのかを気づかせてあげる
人間は追い詰められないと、重い腰をあげることができません。
思春期真っ只中の夢見がちな彼らに、危機感なんてこれっぽっちもありません。
どうしたら、彼らに危機感を持たせ、勉強のやる気スイッチを入れることができるのでしょうか?
賢いママ友が居ます。
中学校2年生になった男の子に手を焼いていました。
母親との会話もめっきり減って、成績も悪くはないけれど、このままだと志望校には入れない様子に、危機感を持っていたそうです。
でも、危機感を持っていたのは母親だけ。
当の本人は部活に遊びにスマホにと、勉強は学校でしてくるだけの生活だったようです。
多くの中学二年生にみられるようですが、中学校二年生というのは中だるみの時期で、成績もそんなに伸びないそうです。
そんな中で彼女は「小学校6年生の時のドリルを見つけたよ!この問題の解き方ちゃんと覚えてるの~?」と子供にさせてみたそうです。
「小学校のドリルができない訳ないじゃん」といってページをめくってびっくり!急に問題を解こうと思っても、解き方を忘れてしまったそうで、簡単に答えが出せなかったそうです。
このことがきっかけで少しづつではありますが、自分から勉強するようになったそうです。
いくら言っても言うことは聞きませんよね?
思春期の中学生にはちょっと恥ずかしい思いをさせると、勉強するようになるかもしれませんよ。
試してみてくださいね!
目標はクリアすることではなく、設定して向き合うことが大切です
低い目標でも自分で決めたことを絶対にクリアさせることも大切です。
テストで○○点ではなく、一日5問の計算を解き続けるという感じでもいいのです。
自分で決めて実行させ目標をクリアさせましょう。
どうしたら目標をクリアできるかを考えることが重要であって目標はおまけです。
まぁ、自分が中学生の頃を振り返っても、そんなに勉強してませんでしたけどね。
だからこそ、子供には勉強して欲しいと思うのでしょうか?
日頃から色々なことを学び学習する姿を親として見せなければと反省します。
子供と一緒に頑張ることができれば一番ですよね!
- 学習・教育