子猫を保護した!何だか衰弱している?まずやるべきことはこれ
2017.8.28

つい先日、家の庭で子猫を発見しました。
小さくてかわいくてじっとこちらを見つめています。元気がなく衰弱しているようにも見えます。
ですが我が家には犬がすでに2匹いるため、飼うことが難しい・・・どうしたら良いかと、家族に連絡してみると、猫を飼いたいという人が運よく見つかり一時的に保護することに!
飼い主になってくれる方からの、子猫が衰弱状態の保護の仕方のアドバイスがとてもためになったのでご紹介します
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記事の概要・目次
子猫を保護する!衰弱している場合はすぐ保温
普通の野良猫は、じーっと目が合っていても手を伸ばすと逃げてしまい捕まえることは難しいですよね。我が家のお庭に来た子猫は、衰弱していて体力がないのか近づいても逃げることをしませんでした。まだ朝晩は冷える地域なので体温が下がっているのでしょうか。
子猫の傍へ行き、抱き上げると多少は抵抗しましたが余裕で捕まえることができました。
とりあえず家の中へ連れて行き、タオルを敷いた段ボールの中へ保護しました。
子猫を保護したことを親族に話すと、たまたま子猫を引き取りたいと申し出てくれる人が現れました。
ありがたく思い、引き取りに来れる時間までどのように接すればよいのかアドバイスをもらいました。するとまずは、部屋を暖めてあげて子猫を温めてあげると良いとの事。
部屋の温度は人間からするとちょっと暑いいくらい子猫にはちょうど良い温度、タオルを増やし温めたところ段ボールの角で丸くなって眠っているようでした。
新しい飼い主さんは仕事が終わったら迎えに来てそのまま獣医へ連れて行って診断してもらうそうです。
子猫の様子を見てみると、保護した時にはほぼ動きがありませんでしたが、時々飛び跳ねたり、動き回っているので衰弱しているものの、そのまま夕方まで様子を見ていく事になりました。
子猫を保護したけれど衰弱している?まずは水分補給を!
子猫を保護したらお腹が空いているのかな?と心配になりますよね。
子猫用のキャットフードや缶詰ならOK?とも思いますよね。ですが、衰弱している子猫は食べ物を与える前に水分で様子をみましょう。
野生の子猫なので生後どれくらいなのかも判断がつきませんよね。普段はお母さんのおっぱいを飲んでいたのか、もう離乳しているのかわかりません。
食べ物を与えるのは獣医さんに診てもらってからの方が良いです。
そこで、まずは水分補給をさせましょう。もし可能であれば、ドラッグストアやペット用品を取り扱っているお店にいって子猫用のミルクを調達しましょう。
そのミルクを浅い小皿などでも良いので与えてあげて下さい。子猫はぺろぺろと自分で飲むことができます。
ミルクが手に入らない場合は、牛乳でも良いそうですが薄めて温めたものをあげるようにすると良いそうです。牛乳をそのまま与えると子猫の胃腸に負担がかかり下痢をするかもしれないのです。
子猫を保護、衰弱している他に何か病気を持っているかも?
保護した子猫は衰弱している他に気になることがあります。それは体の汚れの他に目ヤニがたくさん出ており目を開けにくそうにしていることです。
新しい飼い主さんに子猫の写真を送り症状を伝えるとおそらく「猫風邪」ではないかとの事。
猫を飼ったことのない私は初めて耳にする言葉でした。
子供のころ、よく野良猫や野良犬は病気を持っているかもしれないから触ってはいけない、と親に言われていたことを思い出しました。こういった風邪などのウイルスを持っている可能性があるからなのですね。
猫風邪がどういったものなのかを調べてみました。
猫風邪は生後間もない子猫によくみられる症状で、ウイルスが原因の感染症です。
この子猫の場合の大量の目ヤニはヘルペスウイルスによる猫風邪のようです。
ですが猫風邪は人間にうつることはほとんどないようです。
ですが、子猫を触った後にはしっかり手洗いをしないと、子猫の目ヤニは鼻水が付いた手で目をこすってしまった場合、結膜炎になるので注意が必要。
猫風邪はワクチンで予防できる病気
と書かれています。他にもお家に猫がいる場合、必ずワクチンを接種するようにした方が良さそうですね。
子猫には先天性疾患が見られることもあるんです
保護した子猫には、感染症の他に何か体に異常がある場合もあります。
その例をご紹介します。
【心臓の先天性疾患】
産まれながらにして心臓に奇形があるのです。母猫のおなかの中にいた時にうまく心臓が発育しなかったことが原因だと考えられます。
運動をすると疲れやすかったり、呼吸が粗くなる症状がみられます。
【口の中の疾患、口蓋裂】
口蓋裂とは人間の赤ちゃんにも見られる病気です。
口蓋とは上の顎の部分です。その真ん中が裂けているのが口蓋裂です。
口蓋裂で子猫が生まれてくると母猫のおっぱいを上手に吸うことができずに衰弱してしまう事もあるのです。
こちらには書ききれませんが、他にも様々な先天性の疾患があります。
子猫を保護した場合には、里親を探すことも大切ですがまずは獣医へ連れて行き体に異常がないのかを見てもらうことが先決です。
子猫の保護後、衰弱していたけれど今は元気いっぱいに回復!
我が家で保護した子猫は、新しい飼い主さんが獣医さんへ連れていくと、予想通り猫風邪だったそうです。
そして猫風邪に効くワクチンを打ってもらい、おそらく生後1週間くらいのメスの子猫との事。
獣医さんに猫の缶詰を食べさせてもらい、無事新しいお家へ連れ帰ることが出来たようです。
飼い主さんのお家には先住猫がいるので、子猫の猫風邪のウイルスの関係もあり別のサークル用意してもらいお風呂も入ったそうです。
猫風邪も回復し、食欲旺盛で元気いっぱいに育っている様子。
私のお庭で衰弱し、うるうるした瞳で私を見つめていた子猫。
写真が送られてきましたが、今では見違えるようなきれいな子猫になっていて飼い主さんの膝の上で幸せそうな表情を浮かべていました。
本当に可愛がってくれる素敵な飼い主さんに引き取ってもらえてよかったなあと安心しています。
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