兄弟姉妹を差別する親、どうして平等じゃないの?実態を調査!
2017.8.28
物心ついた時から、兄弟姉妹間で親から差別を受けていると感じている人も実は多いのではないでしょうか。
多少の差はあれど、あからさまに差別をするのは大変辛いものです。ではどうして差別をするのでしょうか?
親の心理状態やモラ母の特徴などまとめました。
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記事の概要・目次
兄弟姉妹を差別してしまう親の心理状態とは?
親にとって良い子、悪い子とはどんな子なのでしょうか。
親によっては、従順な子を「良い子」、従順でない子を「悪い子」と思い込んでいる場合があります。
例えばすぐ泣く子や怒る子など、親が子育てをしていて「面倒で煩わしい」と感じた子を「育てにくい子」=「悪い子」と決めつけレッテルを貼ってしまうのです。
逆をいえば、そういったレッテルを貼っていない子は、親から見てとても良い子に見えてしまいます。よって兄弟や姉妹で比較すればするほど強く感じてしまい、兄弟姉妹を差別してしまうのです。
また、自身が子供時代に強い劣等感を感じていた親ほど、大人になっても見栄を張りたい気持ちや虚栄心が芽生えてしまいます。
兄弟の中でも成績や容姿が良い子を優遇し、「成績の良い子を育てた母、かわいい子の母」が自分の価値として錯覚してしまうのです。
子供をまるで自分のアクセサリーのように捉え、優遇されない子は心に傷を負ってしまうようになってしまうのです。
親が兄弟姉妹で差別してしまうのは本能?
親は自分に似ている子ほどかわいいと思ってしまいます。
実は本能的なもので、人は仲間と群れるために自分と外見や性格が似ている人を好んでしまうものだと言われているのです。
よって兄弟姉妹の中でも、本能的に自分と似ている子をかわいいと感じ無意識に差別してしまうのです。
これは人類が成長するために身に付けた力なので、感情をコントロールするのは困難です。
反対に、親自身が幼少期に両親から差別を受けて否定的に育てられると、自分と似た子供を見るだけでトラウマが蘇り、子供を否定したくなる場合もあります。
また、自営業や旧家などの跡継ぎを産まなければならない家庭の場合は、長男を異様にかわいがるという光景をよく目にします。
このように、性別での差別も実は多く3兄弟の下に生まれた唯一の女の子だったり、兄弟と歳の離れた末っ子などは、他の兄弟よりもかわいがられる傾向にあります。
成績優秀で聞き分けの良い子をかわいがるケースも多く、親に自覚がなくてもその子ばかりを褒める傾向にあります。
ただあまり褒めすぎると逆にプレッシャーを感じてしまいます。
親から兄弟姉妹の差別を受けて育った私、この先どうすればいい?
誰しも少なからず、親から兄弟姉妹の差別を親から受けていると感じたことがあるはず。
実際私も、兄との扱いの差別を親から受けて育ちそのたびに傷ついてきました。
成績も優秀で、生徒会長も務める兄が可愛かったのでしょう。
でも好きな人ができて結婚をし、子供を2人授かった今では過去の差別はもうどうでもいいことに思えてきます。
兄弟姉妹の差別を受けている時は本当に辛く悲しいものです。
ただそれは、まだ親から精神的に自立できてない証拠であり、愛情が欲しいと渇望している状態なのです。
大人になってもまだまだ心の奥底に幼いままのあなたがいて、まだ親に甘えたいと感じているのです。
過去の自分とキッパリ決別すれば、心も軽くなるはずです。
私は親の老後を、全て兄に任せるという形で割り切っています。
愛情や学費でも差別され、一度も褒めて抱きしめてくれなかった親の老後や最後を看取る義理もありません。
かわいい兄がいるのですから、まずは兄を頼ればいいのです。
今ままで散々可愛がってもらった兄なのですから、拒否する理由も無いでしょう。
差別を続けると兄弟姉妹間の関係も悪化してしまう!
「カインコンプレックス」という言葉があります。
これは、兄弟姉妹間で起こる憎しみや嫉妬など、葛藤を意味する言葉です。
どんなに仲の良い兄弟姉妹であっても、少なからず競ったりお互いに劣等感を感じながら育っていくものです。
それをおさめてバランスをとっていくのが、本来の親の務めです。
そのバランスをおさめて導くどころか、比較をしたり差別を親がしてしまうことで余計に兄弟姉妹間の関係を悪化させ、大人になっても悪い影響を及ぼす結果になってしまうのです。
兄弟間で勉強やスポーツ、容姿などの差が大きいために親がそちらだけに注目し、称賛してしまうと、愛情のバランスが崩れ、親に愛されていないと感じた兄弟は、その愛情を独り占めしている兄弟に強い憎しみや嫉妬を抱いてしまうものなのです。
成長と共に、たとえ親が認めてくれなくても、先生や指導者などが認めれくれることでバランスを保てる場合もあります。
しかし幼少期は家族が中心なので、より葛藤を生みやすいのです。
兄弟姉妹で差別する母親「モラ母」の実態とは?
最近問題になっている「モラ母」。しつけに厳しいだけの理由だけじゃ済まされないのが「モラ母」です。
ではどういった母親を「モラ母」と呼ぶのでしょうか。
★理不尽な理由で怒る
母親が子供を叱る時は、ルールを守らなかったり、悪いことや危険なことをしたときが多いと思います。
ですが、モラ母が叱るのはその日の気分。いったん叱りだすと、感情を全て吐き出すまで我慢することはありません。
子供がした行動と母親の怒りにはなんの関係ないので、子供もいつ叱られるのか予測がつかず、いつもビクビクしてしまいます。そうして過ごしていくうちに、いつも安心できる場所がなくなってしまうのです。叱る時も大声で怒鳴り、汚い言葉をなげかけたりののしったりします。
★兄弟姉妹間での差別
理不尽な理由で叱るだけでなく、モラ母は兄弟姉妹間での扱いもあからさまに変えます。差別する理由も、「男の子だから」や「跡継ぎだから」などで優遇し、「だからお前はダメな子なんだ」と差別した子に対して言い続けるのです。
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