胎児の心拍が遅い!考えられる原因と心拍の正常値について
2017.11.21
検診で「胎児の心拍が遅い」と言われてしまったら、赤ちゃんのことが心配になってしまいますよね。
胎児の心拍が遅い時はどのような原因があるの?胎児の心拍が確認できるようになる時期は?
胎児の心拍についての情報についてお伝えします。
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記事の概要・目次
胎児の心拍が遅い!心拍の正常値は?
検診出赤ちゃんの心拍やリズムを確認することで、赤ちゃんの脈の状態を判断することが出来ます。
脈が早すぎる、又は遅すぎる場合は、心臓に悪いところがないかをチェックすることが出来ます。
この時、胎児機能不全を発見することに繋がることもあります。
妊娠36週頃になると、ノンストレステストを受ける妊婦さんが多くなります。
これには赤ちゃんの心拍数をモニタリングする意図もあり、赤ちゃんが元気な状態であるかを検査しています。
この検査により赤ちゃんの心拍が正常の範囲内であることが分かれば、お産にも耐えることが出来る状態と判断されます。
【赤ちゃんの心拍の正常値】
正常範囲・・・120~160回/分
この範囲の中に入っていれば正常と判断されます。
妊娠初期の心拍は妊娠5週頃で90~100回/分、9週で170~180回/分になり、この頃が心拍のピークです。
これ以降は徐々に心拍が下がっていきます。
妊娠初期で赤ちゃんの心拍が正常値以下になっている場合は、流産のリスクも高くなってしまいます。
胎児の心拍が遅い場合は流産の可能性も
赤ちゃんの心拍がなかなか確認できない時はどのような原因が考えられるのでしょうか。
胎児の心拍は、妊娠6週~7週くらいには確認できるようになり、遅くても妊娠8週頃には確認することが出来ます。
胎嚢が確認されてから2週間以上が経過しているのに心拍を確認できない場合は、流産してしまうリスクが高くなってしまいます。
妊娠8週を過ぎても赤ちゃんの核しかエコーで確認できない場合、子宮の中で赤ちゃんの成長が止まってしまう「稽留流産」と診断されることになります。
病院によっては自然と体の外に出てくるのを待ちますが、大量出血を防ぐために手術が行われることもあります。
全身麻酔を使っての手術になりますが、日帰りで出来る手術です。
妊娠初期で流産してしまう場合は、ほとんどが胎児の側に原因があるものですので、流産してしまっても自分のことを責めたりはせずに、医師の話をよく聞いて今後について考えるようにしましょう。
胎児の心拍が遅いと言われた後に流産・・・
Q:エコーで心拍が確認できましたが、心拍が弱いということで流産の可能性を指摘されました。安静にして過ごしていましたが、流産してしまいました。問題のある妊娠だったのでしょうか?
A:そうとも言い切れません。
「私は『流産してしまう可能性がある』と医師に言われていた赤ちゃんです。母は医師から『心拍が確認出来ないから手術をした方が良い』と言われたようですが、納得がいかなくて違う病院を受診したそうです。そして無事に私が誕生しました。
妊娠初期は赤ちゃんの心拍を確認できないことも多いですし、トラブルも多い時期だと思います。
実際に私の娘も妊娠6週頃に切迫流産、その後も切迫早産になって、危険な時期もありました。
もし可能であるなら、違う産院を受診して別の医師の判断を仰ぐのも良いと思います。
転院した場合も、特に問題なく出産をすることが出来ると思います。
中には胎児に問題があって成長せずに流産してしまうこともあるようですから、流産してしまったとしてもご自分を責めないようにしてくださいね。」
胎児の心拍が早い時は何か問題があるの?
赤ちゃんの心拍が正常の範囲よりも多いと危険なのでしょうか?
赤ちゃんの心拍は正常の範囲よりも早いか遅いかで判断されますが、範囲から出てしまっていても、赤ちゃんの胎動などで多少前後することはありますから、それほど心配しなくても大丈夫です。
赤ちゃんが動いた後ですと、心拍も早くなってしまうことがあります。
この場合は正常な範囲内に戻るようになりますので、あまり心配しすぎないようにしましょう。
反対に、少し脈が弱くなってしまうこともあります。この場合も一時だけで繰り返し症状が起きないのであれば心配する必要はありません。
検診の時に心拍が早い・遅いと言われてしまうと、心配になってしまいますよね!
ですが、赤ちゃんの心拍はその時の様子や日によって変わることもあります。
過剰な心配はせず、リラックスして過ごしましょう。
心拍が確認できなくても焦らないで!
赤ちゃんの心拍がなかなか確認できない場合、胎芽が動いていることが確認できれば安心することが出来ると思います。
ですが、それも確認できないと、赤ちゃんがきちんと育っていないのではないかと不安に感じてしまうこともありますよね。
妊娠初期の頃は赤ちゃんの成長を感じ取ることは出来ません。
不安になってマイナスの考えが出てきてしまうこともあるでしょう。
そんな時はこんな風に考えてみませんか?
・赤ちゃんに問題があるならお医者様が何か言ってくれるはず!
・マイナスの考えをしていると赤ちゃんも悲しむかもしれない
・元気に生まれてくれればこの体験もいい思い出になる!
心拍が確認できないと、心配が付いて回るのは仕方のないことかもしれません。
ですが、あまりネガティブになりずぎずに、ゆったりとした気持ちで過ごすことも大切になります。
赤ちゃんが元気に成長してくれることを願って、前向きな気持ちで妊娠生活を過ごしましょう。
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