インコアレルギーがあるってホント?気になるその症状とは
2017.9.1
インコに対してアレルギー症状を発症してしまう場合があるのはご存知ですか?
鳥類に対して強いアレルギー反応から肺炎を引き起こして重症化する例もあるのです。
鳥を飼っていてアレルギーを発症した場合の注意点や対処について考えてみましょう。
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記事の概要・目次
インコに対するアレルギー症状が?まずはしっかり検査を受けよう
現代人の多くは何らかのアレルギーを持っているケースが多く、その原因となるものは人それぞれ。
動物に対しても犬や猫に対するアレルギーは知られていますが、インコに対するアレルギーも存在します。犬や猫に反応するからといって、インコにも反応するとは限りません。おかしいな、と思ったら病院でアレルゲン検査をしてみましょう。
この場合、100種類以上から調べるので特に気になるものをピックアップしておいて医師に相談してください。複数の項目を同時に調べる方が割安になります。
もし、今インコを飼っているのに検査で陽性が出てしまった場合。そのまま一緒に過ごすことは避けた方がいいでしょう。少なくとも、寝室にインコを置くのはアレルギーでなくとも、あまり好ましくないのです。
どうしても飼い続けなければならないのであれば、可能な限り生活スペースと隔離できるよう考慮したり、まめに掃除をして清潔を保ちましょう。
体力が落ちるとアレルギーも発症しやすくなったり、重症化することがあるので、飼い主自身が体のケアをすることも大切です。
インコアレルギーの症状があってもインコと一緒に生活できる?
インコアレルギーの主な症状としては、次のようなものがあります。
・クシャミや鼻水がひどい
・目の充血、痒み、まぶたの腫れ
花粉症や、ほかのアレルギーとも共通しますので、原因がインコかどうかは検査をしないと断定はできません。症状には個人差があり、重症の場合はインコに触れることを避けなければなりません。その場合は、新たな飼い主を探すなど最後まで責任を持って接してあげましょう。
症状が軽ければ、投薬などの治療を受けて症状を緩和させながら飼い続けることができないわけではありません。
可能なかぎり生活空間を分け、触れ合う際にはマスクをするなどの対策をとります。羽が飛び散らないように、かごは清潔を保ちましょう。ダンボールやアクリルで、かごの周囲を囲うと微細なゴミの飛散防止にもなります。
この場合、気温が高い季節はインコの体調に気を配り、熱中症などにならないよう注意してください。
インコ以外の鳥でもアレルギー症状の可能性が!
専門医の中でも認知度が高いとは言えないのが、鳥による過敏性肺炎「鳥関連過敏性肺炎」です。長い期間、野鳥などと触れ合う中で発症したケースもあります。
公園、神社仏閣周辺にいる野鳥はもちろん、ニワトリのフンから作られる園芸用の鶏糞肥料が引き金になってアレルギーになってしまう場合もあります。
治療して一旦症状が治まったように見えても、原因となる物質に近づくと症状が再発してしまいます。
過敏性肺炎には、この鳥関連過敏性肺炎の他にも夏場に何度も肺炎になってしまう「夏過敏性肺炎」といったものもあり区別が必要です。しかし、これらの検査を専門的に行う医療機関は全国的にも少ないため、おかしいと思ったらかかりつけ医などにしっかり説明しましょう。
咳が何日も続く場合、気管支炎や肺炎になっている可能性もあり、これを放置すると症状が重くなってしまうことも考えられます。
呼吸器の疾患は、重症化すると命にも関わります。飼っているインコに原因があるかどうか、早めに検査して対処してください。
インコなど鳥アレルギーは重症化すると命に関わる症状に
軽いアレルギーとは違い、鳥関連過敏性肺炎は重症化すると肺線維症に以降する可能性もあります。
長年可愛がってきたインコと離れたくない気持ちは理解できますが、命に関わる問題なので早急に新たな飼い主探しをすることをお勧めします。
長い期間、鳥と接しているとアレルギー物質と接触する機会が増え、発症・重症化のリスクがより高まります。
鳥に関して、より過敏になってしまった人は、インコや野鳥どころか羽毛布団やダウンジャケットにも反応してしまうことがあります。自分では、身近な鳥や鳥関連の物を処分しても、冬の人混みでダウンジャケットを着た人がいても反応してしまう場合があるのだとか。
ハトが集まる公園、カラスがたむろする路地、複数のハトを飼育する小屋などが生活圏にある場合は、マスクを使うなど気を付けた方がいいでしょう。体力をつけるつもりの公園のジョギングが、逆に命を縮めているということにもなりかねないのです。
赤ちゃんとインコなどのペットは共存できるの?
インコなどのペット鳥を飼っている家に赤ちゃんが生まれたら、どんな対処が必要なのでしょう。
赤ちゃんには衛生的に良くないはずだ、アレルギーになるかも…そんな不安から、すぐにペットを手放そうとするのは、ちょっと待って下さい。
ペットとはいえ責任をもって家族に迎えたのですから、必要な対策・対処をせずに放り出すのは無責任です。
・鳥に触れた後は、必ず手を洗う
・掃除をこまめに行い、清潔を保つ
・直接触れさせない
・人と動物に共通で感染する病気の知識を持つ
これらに注意すれば、いたずらに不安に思う必要はありません。
身近にペットがいる生活は、情操面にプラスになることもたくさんあるはずです。自分より、小さな生き物が身近にいること、触れ合うことは良い刺激になるでしょう。
もちろん、赤ちゃんが体質的にアレルギーを持っている場合や、明らかにペットが悪影響であると明確な場合は、責任を持って新たな飼い主を探すなどの対処をすることが必要です。
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