電車など移動中でもコンタクトをつけたまま寝るのはやめましょう
2017.9.1
朝の通勤や通学に時間のかかる人は電車の中で眠ってしまう人も多いのではないでしょうか?
長く電車に揺られていると眠たくなってしまいうたた寝してしまうけど、コンタクトを付けたまま眠るのは目にわるいのでしょうか?
少しの時間でも付けたまま眠るのはダメなのか?
またコンタクトを付けたまま寝るとどんなことが起こるのか?
気になるコンタクトをしたまま眠ることについて調べてみました。
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記事の概要・目次
電車などでコンタクトをしたまま少しでも寝ると失明してしまうのでしょうか?
コンタクトに含まれる水分の量にもよりますが、基本的には2から3時間は問題ないです。
一晩寝てしまった場合は、すぐに取ってしまうと角膜が剥がれてしまうことがあるので、しばらく瞬きを多くするようにして2時間後くらいに、曇りがなくなってから下に下げ白目でゆっくり取るようにしましょう。
ハードレンズは酸素透過率がいいので一晩くらいだと大丈夫とも言われていますが、ソフトレンズはつけたまま眠るのはお昼寝など少しの時間でもよくありません。
レンズが目に張り付いてしまう事もあるので、コンタクトをしたまま眠るのはやめましょう。
いきなり失明することはありませんが、コンタクトをしたまま眠ってしまうと目の乾燥がひどくなるので、瞬きで時間を置いたり目薬で対処するようにしてくださいね!
コンタクトをしたまま電車で寝ると問題があるのでしょうか?
コンタクトをしたまま寝ると起こる問題はいろいろありますが、よく言われるのが角膜に傷がつくことと、角膜の酸素不足です。
まず角膜の傷についてですが、コンタクトをしたまま寝てしまうとコンタクトが目の中で乾き、乾いたコンタクトが角膜と擦れることで角膜に傷がついてしまいます。その傷口から雑菌などが入ってしまうのでとても危ないです。
次に角膜の酸素不足ですが、角膜も呼吸をしているのですが角膜には血管がないので、空気中の酸素をそのまま取り込むか涙で運ばれてきた酸素を吸収するかになります。
しかし、寝てしまうと目が閉じてしまいますしさらにコンタクトもしているので空気中の酸素をそのまま吸収することはほとんど出来なくなってしまいます。
酸素透過性の高いハードコンタクトの場合は角膜が酸素不足になることも少ないのですが、ソフトコンタクトの場合はとても危険で、ソフトコンタクトをしたまま眠ると目が乾燥してしまい、眼球にある涙をコンタクトが吸い取ってしまいます。
眼球の涙がなくなると酸素の吸収ができなくなってしまい酸素不足になってしまうのです。
コンタクトをつけたままでも電車で寝ることができるレンズがあります!
厚生労働省に認められたつけたまま眠ってもいいコンタクトレンズもあります。
1つ目がボシュロムのメダリストフレッシュフィットコンフォートモイストです。こちらは1週間連続でつけててもいいとされています。
2つ目はチバビジョンのエアオプティクスEXアクア(旧名O2オプティクス)です。こちらは1ヶ月連続でつけていていいとされています。
しかし実際に1ヶ月や1週間つけっぱなしというのも難しく、長期間つけっぱなしにしておくとコンタクトレンズにタンパク汚れが付着してしまい目に違和感を感じるようになってきてしまうのです。
また寝ている間にコンタクトが少し乾いてしまい寝起きは目に違和感を感じてしまいます。
つけっぱなしでも大丈夫と認められてはいますが、寝る時は外すようにすすめる眼科は多いですよ。
コンタクトをつけたまま寝るのを繰り返していると失明するのでしょうか?
コンタクトを付けたまま寝るのを続けてしまうと失明する恐れがあります。
先ほども話しましたが、目の角膜も呼吸をしているので酸素が必要です。
しかし、コンタクトをした状態だとつけていない人に比べると酸素に触れる部分が少なくなり酸素の吸収がしにくくなります。
さらにそのまま寝てしまうと酸素に直接触れることもできなくなりますし瞬きをしなくなり涙からの酸素の吸収も少なくなってしまい酸素不足となります。
酸素不足になると目の細胞が呼吸することができなくなりなくなってしまいます。
目の細胞は再生や分裂をしないので減ることはあっても増えることはありません。
目の細胞が減り、さらにコンタクトを長時間つけていることで細菌が増殖し、乾き目や眼痛、黒目の表面の傷、痒みなど様々な症状が現れるようになります。
そして最終的に白く濁ってしまい視界が悪くなり失明してしまうこともあります。
コンタクトのまま寝るのはとても危険です!
コンタクトを付けていると、つけていない人に比べると角膜にコンタクトがついている分乾燥しやすい状態になっています。
特にハードタイプよりワンデーやソフトコンタクトの方が、直径が大きく作られていることが多くより角膜を覆ってしまうので乾燥しやすくなってしまっています。
乾燥してしまうとドライアイを引き起こし、角膜に傷をつけてしまうようになってしまいます。
角膜に傷がつく人の90パーセント以上の人がドライアイという結果も出ているようです。
ただの乾燥と油断せずに寝る際は外し目に潤いを与えましょう。
また一日中パソコンを使う人も、瞬きの数が減ってしまい涙の量が少なくなってしまいます。
その状態でコンタクトを付けているとコンタクトに涙を吸収されてしまいさらに目が乾きドライアイを引き起こします。
さらにこのまま昼寝なんてしたらとても危険ですので気をつけてくださいね!
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