酒とタバコとコーヒーが体に与える影響を調べました
2017.9.3
酒、タバコ、コーヒーなどの嗜好品。
タバコは辞めたいと思ってもなかなか辞められないという方も多いでしょう。
これらは体にどんな影響を与えるのでしょうか?体に与える影響を調べてみました。
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記事の概要・目次
酒・タバコ・コーヒーの体への影響、アルコールの影響
酒は百薬の長という言葉を聞いたことがありますか?それは、ほどほどに、適度な量を楽しむ場合でしょう。アルコールは胃に与える影響は大きく分けると二つあります。
一つは、胃液の分泌を増やします。アルコール濃度が高くなってくると、胃への刺激も強くなってきます。そうすると、胃液の分泌が促されます。しかし、さらに濃度が高くなると、逆に胃液の分泌を抑制したり、胃の運動が鈍くなります。お酒を飲むと、食事が進みますが後になってから胃もたれした、という経験をした方も多いでしょう。これはそのような理由からなのです。
二つ目には、アルコールは胃の粘膜を破壊します。アルコールにはタンパク質を固める性質があります。そのため、大量のアルコールが入ってくると胃の粘膜を覆っている粘液のタンパク質を固まらせてしまいます。粘液がきちんと機能しないことによって胃の粘膜層が胃酸によって傷つき、胃潰瘍の原因になることもあります。お酒を飲むすべての人が胃潰瘍になるわけではありません。ストレスとも大きな関係があると言われます。
楽しいお酒でストレス発散できているのであれば良いですが、逆にストレスを溜め込むような飲み方はおすすめできません。胃への影響を考えると、たまには禁酒日を作り、体をいたわってあげましょう。
酒・タバコ・コーヒーの体への影響、パニック障害との関連性
近年、タバコとパニック障害との関連について研究されています。パニック障害人の喫煙率は高く、一日に数箱も空けるというヘビースモーカーもいます。たばこにはニコチンが含まれています。
ニコチンには、イライラを解消したり、不安感をなくすという作用があります。しかし、体内のニコチンが切れてくると、吸う前よりも強い不安感が襲ってくるのです。そうなると、ますます喫煙の頻度が増えていくことになります。
パニック障害の患者のうち、喫煙者と非喫煙者を比べた場合、喫煙者の方が予後不安や広場恐怖の症状が強く表れるといいます。マイナス思考も強くなり、ストレスを感じやすくなっているのです。また、たばこはパニック障害の引き金になるとも言われます。
タバコは症状を悪化させるばかりか、パニック障害が改善した後も悪い影響を及ぼすのです喫煙者でパニック障害と診断された方は、まずはタバコを辞めるという努力も必要です。タバコは、体に与える害はさまざま言われますが、脳にも影響を与えるものなのですね。
今は病院でも禁煙外来というものがあります。なかなか自分では辞められないという場合は、受診してみてはどうでしょうか。
酒・タバコ・コーヒーの体への影響、安眠のために
コーヒーにカフェインが含まれているのは皆さんご存知ですよね。カフェインは睡眠に影響を与えるので、コーヒーは夕食以降には飲まない方が良いでしょう。
カフェインが興奮物質になり、交感神経が刺激されます。脳が緊張状態になり、安眠が妨げられます。また、カフェインは胃酸分泌を活発にしたり、利尿効果もあります。それによって、夜中に目が覚める原因にもなります。
カフェインは体内に入ってから、30分程で覚醒効果が出ます。一時間後には効果が一番高い状態になり、3~4時間で約半分の効果になると言われますが、これには個人差も大きくあります。コーヒー1杯には、およそ100mgのカフェインが含まれています。
一日に250mg以上摂取すると、カフェイン中毒になる可能性もあります。カフェインはコーヒー以外にも、紅茶、お茶、チョコレート、ココアにも含まれます。食品以外では、総合感冒薬や解熱鎮痛剤などにも入っています。
アルコールと髪の毛の関係
髪の毛の主成分は、ケラチンというたんぱく質です。このたんぱく質を構成しているのが「アミノ酸」です。アミノ酸は、体の中のさまざまな場所で使われ、アルコールの解毒にも必要です。
人間の身体は、生命を維持するために必要な部分から優先して栄養素を使います。ですので、大量のアルコールが体内に入ってくると、まずはその解毒のためにアミノ酸が使われます。
髪の毛というのは、無くなっても命に係わるものではないですから、当然アミノ酸が周ってくるのは後になります。また、アルコールの大量摂取は、タンパク質をきょうきゅうする肝臓にも負担をかけてしまうので、普段から飲み過ぎるという方は気を付けましょう。
タバコの悪影響はこんなにあります!
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