排卵日が終った後に腹痛やガスでお腹が張る原因と対策はコレ!
2017.9.14
排卵日が終った後、お腹の張りや腹痛・ガスに悩まされたことはありませんか?
排卵の後にこのようなことが起きるのは一体なぜなのでしょうか?何か悪い病気ではないかと不安になってしまう人もいますよね。
排卵後は女性の体の中でどのようなことが起きているのでしょうか?原因と対策について調べてみました。
スポンサーリンク
こんな記事もよく読まれています
-
産後の入院中に寂しいと感じる理由はどんなこと?その気持ちとは
産後の入院中に無性に寂しくなる時がありますが、それはどんな理由があるのでしょうか? それはホルモン...
-
赤ちゃんの心拍が弱い・・・正常な心拍は?流産の可能性について
赤ちゃんの心拍が弱いと言われてしまうととても心配になりますよね。元気に生まれてきてくれるのか不安に思...
-
耳にイヤホンをつけると痛い!こんな症状が出る時の原因はコレだ
耳にイヤホンを装着すると痛い・・・。そんな事ありませんか? その痛みの原因はただ単にイヤホンが...
スポンサーリンク
記事の概要・目次
排卵後に腹痛やガスが出るのはなぜ?
女性の体はとてもデリケートに出来ています。毎月の生理サイクルによって、体調に変化が現れます。
生理の2週間くらい前になると、お腹が張るような症状になることはありませんか?
実はそれ、女性の排卵日に関係があるのです。
排卵日になるとホルモンのバランスが変化し、お腹が張ってガスが出やすくなるのです。
排卵日を境に便秘がちになり、ホルモンバランスの影響で腸の働きが鈍くなってガスが多くなる原因が出来ます。
この場合、便秘対策を行ってお腹に便を溜め込まないようにしたり、自律神経の働きを高めるようにして腸の動きを鈍らせないようにしたり、食べる食事内容に気を付けるなどして対策を行うようにしましょう。
排卵後にお腹にガスが溜まるのはホルモンが入れ替わるからです。
対策をすることで、悩みの軽減にもつながります。
排卵後の腹痛とガスは黄体ホルモンの影響
お腹が張りやすくなるのは、排卵が終って生理が始まるまでの1週間~2週間の間です。
排卵が終ると、体の中に黄体ホルモンが増えて「黄体期」に入ります。この「黄体期」に入ったころに、体に変化が起きてきます。
このため、女性の体は生理前になるとお腹が張ってガスが出やすくなるのです。
女性の体は、生理から排卵までの間は、卵胞ホルモンというものが活発に分泌されています。
ですが、排卵から生理にかけて分泌される黄体ホルモンがたくさん分泌されるようになると、お腹が張ったりガスが出たりする原因になります。
黄体ホルモンは女性ホルモンの一種ですが、卵子がちゃんと受精して着床し、受精卵が健やかに育つように働いてくれるホルモンです。
この黄体ホルモンが子宮の近くの内臓の動きを抑えてしまうために、ガスが出やすくなってしまうのです。また、同時にお腹の張りも引き起こします。
排卵日後の腹痛や胸の張り・ガスなどの体調不良について
排卵日が終ると女性ホルモンの働きが活発になり、お腹の張りやガス以外にも眠気や頭痛、胸の張り、下痢といった症状が起きやすくなります。また、中にはむくみを感じる人もいるようです。
排卵後の黄体期になると、体調に変化を感じやすい女性も多いです。
なんだか胸やお腹が張っているな、ガスが出やすいな、体調が優れないなと思ったら、それは黄体期のホルモンの影響かもしれません。
黄体期だからと言ってすべての女性が不調を感じる訳ではありません。全く体調の変化を感じない女性もいますので、自分には何も変化がないからと言って不安にならなくても大丈夫ですよ!
生理の直前になると症状が悪化する人が多く、胸の張りへの対処法としてはブラジャーの紐を少し緩めると苦しい感じが良くなります。
また、入浴中にお腹をさすってマッサージしてあげるのも、痛みを和らげる効果があります。
排卵後の腹痛やガスは腸の動きが鈍くなるから
生理前に腹痛やガスが出やすくなるのは女性ホルモンの影響が大きいと前述しました。
女性ホルモンには卵胞期や排卵期に分泌されるエストロゲンという卵胞ホルモンと、黄体期に分泌されるプロゲステロンという黄体ホルモンがあります。
排卵を終えた黄体期に分泌されるプロゲステロンは、卵子が子宮内膜まで移動して着床することを助ける働きをします。
この時、卵子が子宮内膜に着床するのに、より着床しやすくするために、子宮の周りの内臓機能の働きを弱めてしまう働きをします。
黄体期に入ってプロゲステロンがたくさん分泌されるようになると、子宮周辺の内臓機能が低下し、子宮の近くにある腸がその影響を受けやすくなります。
このため腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が弱まり、便を外に排出する動きが鈍くなって、お腹の張りや腹痛、ガスといった症状を引き起こします。
排卵日前後の腹痛は「排卵痛」の可能性が!
女性は体を冷やすことは大敵と言われています。
体を冷やしてしまうと、色々なところに不調が現れてしまいます。
特に下半身の冷えは排卵日に排卵痛が起きやすくなってしまったり、生理痛も酷くなってしまうことがあります。
生理中は気を付けて体を冷やさないようにしている人もいると思いますが、排卵期にも体を冷やさないように注意しましょう。
ひざ掛けを使って下半身を冷やさないようにしたり、カイロを使ってお腹や腰の周りを温めたり、入浴でゆっくりと体を温めるのも効果があります。
夏場は冷たく冷えた飲み物を飲みたくなりますが、冷えた飲み物よりも常温の飲み物の方が体を冷やさないのでおすすめです。
排卵日あたりにお腹が痛くなるのは「排卵痛」と呼ばれているもので、女性の体の変化で起きる自然なものです。
生理痛のような痛みを感じる人もいると思いますが、卵巣の腫れや女性ホルモンの影響、排卵で卵巣が傷つくことが原因で起きる痛みなので、生理痛とは別のものになります。
この排卵痛は冷えで痛みが強くなってしまうことがありますので、体を冷やさないように工夫したり、ストレスを溜め込まないようにするのが大切になってきます。
ですが、あまりに強い痛みを感じたり明らかな異変があるときは、排卵痛の影響ではなく何か病気が隠れていることがあります。
我慢はせずに婦人科を受診することをおすすめします。
- 医療・健康