日本人が糖尿病になる原因はラーメン?その真偽を調査!
2017.11.20
日本人は糖尿病を発症しやすいと言われているようですが、その原因は何なのでしょうか?
一説によると、ラーメンの食べ過ぎも原因の一つと言われていますが本当なのでしょうか?
糖尿病とラーメンの関係について詳しく調べてみました。
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記事の概要・目次
糖尿病になる原因はラーメンの食べ過ぎ?
ラーメン好きな人は多いでしょうが、ラーメンが糖尿病になる原因の一つと言われています。
ラーメンは麺やスープ、油や具材等で構成されていますが、まず麺には糖質が多く含まれています。そしてスープには塩分が多いため、体のことを考えると全部飲まない方が良いでしょう。
ラーメンのス―プには油が浮いていますが、その油に含まれている脂質には、血液中のコレステロールを高くするものもあります。さらにインスタントラーメンには添加物も含まれているので、コレステロール値も上がります。
コレステロールは体にとって必要な成分ですが、善玉コレステロールと悪玉コレステロールがあります。善玉コレステロールの役割は余分なコレステロールを肝臓に運んでいってくれますが、悪玉コレステロールは肝臓以外にもコレステロールを運んでいってしまうのです。
しかしすい臓から分泌されるインスリンは脂肪がつきすぎることによって分泌の量が減ってしまいます。そして脂質が多くなってしまうと、悪玉コレステロールが増えてしまうのです。
ラーメンもたまに食べるのであれば問題ありませんが、食べすぎると糖尿病になる可能性があるので注意しましょう。
なぜラーメンは糖尿病になる原因となるのか?
糖分や炭水化物を摂りすぎることによって血糖値が上がり、糖尿病になる可能性はありますが、ラーメンを食べたからすぐ糖尿病になるというわけではありません。
もともと血糖値が高い人は、血糖値を下げる機能が低下している可能性が高いでしょう。そのため、ラーメンを食べ続けることによって血糖値がさらに上がることになります。そのため、糖尿病になる可能性が高いと言われているのです。
ラーメンは血糖値を上げる食材や食品を多く含んでいると言われていますが、一番は炭水化物である「麺」です。
炭水化物は消化されると体内でブドウ糖となり、食べ過ぎると糖尿病の原因となってしまうのです。さらにラーメンには、血液をドロドロにしてしまう動物性の油や糖質も多く含まれているので、さらに血糖値を上げてしまいます。
麺だけではなく、うどんやパン、ごはんなどの炭水化物も食べ過ぎると糖尿病になる可能性があります。
ラーメンの食べ過ぎが原因で糖尿病になったら、ラーメンはNG?
もし糖尿病になってしまったら、ラーメンを食べることはやめなくてはいけないのでしょうか?
糖尿病を発症したとしても、食べ方を工夫すればラーメンを食べることができます。
炭水化物である麺の量を減らす、野菜たっぷりの具にする、塩分の多いス-プは全部飲まないようにするなど注意すれば食べることはできます。
インスタントラーメンを食べる時は、袋に塩分量やカロリーが書かれているのでそれを見て判断するようにしましょう。ノンフライの麺を使っているインスタントラーメンの方がカロリーは低いでしょう。
自分でアレンジして食べるのもおすすめです。こんにゃく麺を半分入れて作ってみてもカロリーを抑えることができるでしょう。
もし昼食でラーメンを食べるのであれば、朝食や夕食のカロリーを調節するようにしましょう。炭水化物であるご飯などを減らすと良いのではないでしょうか?
日本人に多いのはⅡ型糖尿病
糖尿病にはⅠ型とⅡ型がありますが、肥満体型の人でも糖尿病になる人とならない人がいます。
糖尿病の人が多い家系の人は、糖尿病を発症しやすい体質を持っていると言われています。しかし、必ず発症するわけではありません。
民族的には、Ⅰ型は白人に多いくなっており、特にフィンランドやスウェーデン、サルデーニア島(イタリア)では発症率が高くなっているという結果が出ています。日本での発症率は1年間で10万人のうち1~2人なのですが、上記の地域では40~50人となっているのです。
しかしⅡ型についての発症率は高く、その原因は運動不足や肥満だと言われています。
Ⅰ型糖尿病になる人の半数以上は20歳以下で発症しています。しかし、Ⅱ型糖尿病になるのは50歳以上の人が多く、肥満ぎみの人又は以前太っていた人が発症しているケースが多くなっています。
肥満体型の人が必ずしも糖尿病になるとはかぎりませんが、なりやすい因子が多いと言えるのかもしれません。
糖尿病を予防するために、自分の摂取カロリーの目安を理解しよう!
糖尿病になってしまうと食事療法が用いられますが、糖尿病だから食べてはいけない物はありません。一番注意しなくてはいけないことは「血糖値」です。食べる物ではなく、血糖値を急激に上げないようにする、上がりすぎないようにすることが重要なのです。
食事をすると血糖値が上がりますが、上がりすぎる原因は「食べ過ぎ」です。必要以上にカロリーを摂ってしまうことによって、血糖値の数値が基準値以上になってしまうのです。
一日に必要な摂取カロリーは計算で求めることができます。一般的は成人の場合は約1,800kcal~2,200kcalと言われていますが、活動量によっても変わってきます。
一日に必要な摂取カロリーの目安は身長から求めることができます。
まず「身長(m)×身長(m)×22」で標準体重を求めます。身長170cmの人であれば、1.7×1.7×22=63.58kgとなります。そしてその標準体重に身体活動量をかけたものが一日に必要な摂取カロリーとなります。
身体活動量の目安は以下の通りです。
〇低い(事務や家事などあまり体を動かさない人)→25~30kcal
〇普通(座って行う仕事がメインだが、立ち仕事なども多少ある人)→30~35kcal
〇高い(肉体労働などの力仕事の人)→35~40kcal
先ほどの63.58kgに活動目安量(例:低い)の30をかけると、約1907kcalとなります。
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